創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年3月1日最先端の創薬プラットフォームを駆使したネットワーク型創薬ベンチャーの「モジュラス」が23.4億円調達

2022年3月1日、モジュラス株式会社は、総額23億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
バイオロジーについての知見、最先端の計算科学を駆使した創薬プラットフォーム、グローバルなネットワーク型研究体制を統合し、薬効と安全性に優れた画期的な新規の臨床候補品を効率的に発見していくことを目的とした創薬ベンチャーです。
今回の資金は、ネットワーク型研究開発のさらなる加速、自社創薬研究プログラムの推進、事業会社・大学研究機関などとの共同研究の拡充、人材獲得を含めたグローバルな研究開発体制の強化に充当されます。
ネットワーク型創薬とは、大学研究機関や医薬品開発受託機関などと独自のネットワークを構築し、スピーディーかつ低コストな創薬(開発)を行うことを指します。
これまでの創薬では、新薬候補化合物の探索において有機合成の専門家の知見・経験に頼った実験が必要でした。
長い時間とコストがかかるプロセスなのですが、近年の計算科学技術の大幅な発展により、スーパーコンピューター上で新薬候補化合物の探索のシミュレーションが可能となり、スピードとコストの大幅な削減が実現されました。
また、これまで再現不可能だった体内の標的の動きなどもシミュレーションできるため、より高精度な探索が可能となりました。
ネットワーク型創薬では、こうしたコンピューター上で新薬候補化合物の探索を行い、有望な化合物の合成・検証などを外部に委託するというモデルを採用しています。
計算科学は創薬において救世主となる存在であり、今後もコンピューターを活用した創薬は大きく広がっていき、創薬に変革をもたらしていくことでしょう。
AIは研究開発だけでなく、ビジネス活動の効率化においても活用されています。AIを活用したツールは生産性を向上させてくれる可能性がありますので、積極的に導入を考えましょう。「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考ください。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | ネットワーク型創薬 モジュラス 創薬 創薬プラットフォーム 株式会社 研究開発 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2025年2月18日、エスイノベーション株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 エスイノベーションは、地域事業会社のイノベーション支援や、スタートアップ支援、オープンイノベーション推進など…
2023年12月13日、Degas株式会社は、総額9億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Degasは、モバイルアプリなどのプロダクト、現地オペレーションを活かしたデータ収集、AI…
2023年8月9日、株式会社リチェルカは、総額3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 リチェルカは、仕入・在庫・販売管理をマニュアルレスで実現するスマートSCM SaaS「RECERQ…
2021年10月13日、株式会社REXEVは、総額約6億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 小田原・箱根を中心としたe-モビリティ特化型シェアリングサービス「eemo(イーモ)」や…
2023年8月17日、株式会社ナラティブ・ガイドは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社ジョイプランニングです。 ナラティブ・ガイドは、医療従事者を必要とする法人への採用・定着支…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…