駅配サービス「BOPISTA」が実証実験中 所沢駅構内とランエミオ所沢にスマートロッカーを新設

tips

2022年2月24日、株式会社SPACERは、駅配サービス「BOPISTA(ボピスタ)」の実証実験において、所沢駅構内・駅商業施設グランエミオ所沢にスマートロッカー「SPACER」を新設したことを発表しました。

「BOPISTA」は、株式会社西武ホールディングスの新規事業創出部署「西武ラボ」が主体となり、オープンイノベーションにより、株式会社そごう・西武、セントラルオペレーション株式会社、株式会社SPACERと協業して展開している新規事業です。

オンラインで購入した商品を、駅構内や商業施設に設置した専用ロッカーで受け取ることができるサービスです。2021年2月~3月にかけて第1回の実証実験を実施しました。

今回、新たな実証実験を実施するにあたり、所沢駅と駅商業施設の合計4カ所に設置する冷蔵と常温のロッカーを活用し、マルチなサービスを提供します。

新型コロナウイルス感染症の流行により、ECの利用が急激に増加しました。

物流業界では再配達が大きな課題となっており、置き配や別の場所での受け取りなど新たな取り組みが推進されています。

別の場所の受け取りとしては、コンビニ受け取りや駅ナカに設置された専用ロッカーでの受け取りなどがあります。

いつも利用する駅にロッカーがあれば、帰宅時にいつでも受け取ることができるため、設置台数が増えると非常に便利になると考えられます。

また、専用ロッカーに冷蔵・冷凍機能を整備することで、生鮮食品なども受け取ることが可能となります。

西武グループが実証実験を行っている「BOPISTA」は、西武が展開する商業施設で販売する商品や、沿線の店舗の商品、そして処方薬の即時受け取りができる駅配サービスです。

冷蔵ロッカーもあるため、スイーツ・食肉などの商品も受け取ることができます。

このような専用ロッカーや宅配ボックスなどの設計には、スマートロックなどのIoTが必要不可欠です。

スマートロックを手掛けるスタートアップと鉄道会社などの大手企業の協業の事例が多くあるため、協業に取り組もうとするスタートアップにとっても良い参考例となるでしょう。

新型コロナウイルスは企業に大きな打撃を与えました。社会はこの危機を切り抜けるために新たなソリューションを必要としています。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなどを掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ BOPISTA IoT スマート・ロッカー スマート・ロック ボピスタ ロッカー 実証実験 株式会社 物流 置き配 駅配
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「プリズムテック」が6,000万円調達 営業・マーケティングデータからスター顧客を発掘する「KEEN Manager」β版先行登録受付開始
2022年10月13日、プリズムテック株式会社は、総額6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、「KEEN Manager(キーン・マネージャー)」β版の先行登録の受付開始も発表し…
AIと量子技術の活用に強みを持つソフトウェア企業「グルーヴノーツ」と「三菱UFJ銀行」が資本・業務提携
2023年7月13日、株式会社グルーヴノーツは、株式会社三菱UFJ銀行と、資本・業務提携を締結し、三菱UFJ銀行はグルーヴノーツの発行済株式の約18%を取得したことを発表しました。 これにより、グルー…
アソビの実体験投稿メディア「PLAYLIFE」運営の「プレイライフ」が1.15億円調達
2020年5月26日、プレイライフ株式会社は、約1億1,500万円の資金調達を実施したことを発表しました アソビの実体験投稿メディア「PLAYLIFE」を運営しています。 デート、旅行/観光、おでかけ…
空間の価値を最大化するソリューション「StayX」を提供する「matsuri technologies」が13.4億円調達
2024年6月13日、matsuri technologies株式会社は、総額13億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 matsuri technologiesは、ソフトウェアを主…
核融合の商用化に必要な主要コンポーネントの研究開発を行う「京都フュージョニアリング」が13.3億円調達
2022年2月2日、京都フュージョニアリング株式会社は、総額13億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、国内大手金融機関との間において総額7億円の無担保融資契約の締結も進めてい…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集