注目のスタートアップ

船舶の自動運転技術を開発する「エイトノット」が1億円調達

company

2022年2月15日、株式会社エイトノットは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

船舶の自律航行(自動運転)技術や、環境に配慮したEVロボティックボートによるオンデマンド型水上交通の開発を行っています。

すでに自律航行に関する実証実験を成功させており、次のステップとして自律航行船の観光における活用法の実証実験を行う予定です。

今回の資金は、エンジニアチームの強化、EVロボティックボートを活用した事業開発チームの強化、自律航行機能を備えた小型船舶の開発、遠隔監視システムの開発、事業化を見据えた実証フィールドでの航行試験などに充当されます。

自動運転技術は、自動車の自動運転からドローンの自律飛行など様々な領域で活用されています。

モビリティの自律化・自動化の技術は大きな省力化と安全性の向上につながるため、超高齢社会を迎える日本では重要な技術と位置づけられ開発が続いています。

日本は四方を海に囲まれた島国です。沿岸地域や離島などでは移動手段として船を利用している人も多く、もし人手不足や高齢化などで船が利用できなくなってしまえば、島の人びとの移動手段が失われてしまうことになります。

こういった課題を認識している日本政府は2025年までに自動運行船の実現に向けて取り組みを進めており、自動運行船の実現に取り組む企業を支援しています。

海運業界は良質な通信インフラを構築できないという制限があったため、ICTの進展が遅れている業界でした。

しかし近年はテクノロジーの発展がめざましく、また社会的な要請もあり、様々な研究開発が本格的に進んでいる注目の領域といえます。

新たな技術の開発には豊富な資金が必要となります。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、融資だけではなく、ベンチャーキャピタルから出資を受ける方法や、クラウドファンディングを成功させる方法など、資金調達に関するノウハウを紹介しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI EV モビリティ 実証実験 技術 株式会社 自動運行船 自動運転 自律航行船 資金調達 開運
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

遊休地を屋台でシェアするサービス「STAND3.0」展開の「Replace」が資金調達
2020年3月31日、株式会社Replaceは、資金調達を実施したことを発表しました。 遊休地を屋台でシェアするサービス「STAND3.0」を展開しています。 遊休地に賑わいを生みたい土地オーナーと、…
DX伴走型支援やDXプラットフォームなどを展開する「INDUSTRIAL-X」が7億円調達
2024年4月10日、株式会社INDUSTRIAL-Xは、総額7億円の資金調達を実施したことを発表しました。 INDUSTRIAL-Xは、独自のDXメソッドに基づいたコンサルティングを主軸とする伴走型…
調剤薬局向け次世代電子薬歴システム提供の「カケハシ」が26億円調達
2019年10月31日、株式会社カケハシは、総額約26億円の資金調達を実施したことを発表しました。 調剤薬局向けの次世代電子薬歴システム「Musubi」を提供する、医療系スタートアップです。 タブレッ…
eスポーツ関連事業展開の「RATEL」が1.2億円調達
2021年4月14日、株式会社RATELは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 eスポーツ大会の運営・放送事業を展開しています。主なタイトルは、CoDモバイル、CoDBOC…
精密積層造形メーカーの「BMF」が2,400万ドル調達
2023年8月18日、BMF Japan株式会社は、米・Boston Micro Fabrication(BMF)が、2,400万ドル(約35億円)の資金調達を行ったことを発表しました。 BMFは、2…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集