注目のスタートアップ

脳ドック用ソフトウェア提供の「CogSmart」が3.5億円調達

company

2022年1月6日、株式会社CogSmartは、総額3億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

脳ドック用ソフトウェア「BrainSuite(ブレーン スイート)」を提供しています。

頭部MR画像をAI解析技術などによって解析することで、海馬の体積や萎縮程度を測定・評価し、同性・同世代と比較した脳の健康状態を可視化するソフトウェアです。

脳の健康状態の維持・改善のためのアドバイスをレポートとして出力し、医師の診断・判断をサポートします。

2022年1月現在、⾸都圏の脳ドック提供病院を中⼼に提供していますが、東北や⻄⽇本エリアの病院でも提供を開始しており、今後全国各地での提供を予定しています。

今回の資金は、国内外でのさらなる研究開発の推進や事業拡⼤に充当されます。

認知症には様々な種類がありますが、もっとも多いのはアルツハイマー型認知症です。

アルツハイマー型認知症の治療のためには、早期発見・早期治療が重要ですが、医師による問診や認知機能テストだけでは診断を下すことが難しいとされています。

認知症リスクの検査として一般的なのは、MR検査などの画像診断を検査項目として設定している脳ドックです。

CogSmartは、この脳ドックにおいて、AIによる画像分析などを活用することで医師の診断を支援するソフトウェアを提供しています。

また、アルツハイマー型認知症は、遺伝的要因以外にも生活習慣も要因であることがわかっており、生活習慣の改善といったアドバイスも行うことで、認知症予防をサポートしています。

医療においてAIによる画像分析は、がんなどの疾患の診断にも広く活用されており、今後スタンダードな手法として普及していくことでしょう。

AIは研究開発だけでなく、ビジネス活動の効率化においても活用されています。AIを活用したツールは生産性を向上させてくれる可能性がありますので、積極的に導入を考えましょう。「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI BrainSuite CogSmart MR ヘルスケア 健康 可視化 技術 株式会社 画像 脳ドック 解析 診断 認知症 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

不動産ビッグデータサービスを展開する「TRUSTART」が4.5億円調達
2023年8月2日、TRUSTART株式会社は、総額4億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 TRUSTARTは、不動産ビッグデータの提供とマーケティング施策の実行支援などを行う「R…
ダイレクトマッチング事業のトータルソリューションを提供する「C2C Platform」が3.4億円調達
2023年8月31日、C2C Platform株式会社は、総額約3億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 C2C Platformは、ダイレクトマッチングサービスを展開する事業者に対…
Web3事業をマーケティングの観点から支援する「Pacific Meta」が暗号資産のウェルスマネジメント事業を展開する「HYPERITHM」から資金調達
2023年6月16日、株式会社Pacific Metaは、株式会社HYPERITHMから資金調達を実施したことを発表しました。 Pacific Metaは、Web3領域で挑戦する国内外の事業やプロジェ…
「南日本運輸倉庫」とロジスティクス業界にトータルソリューションを提供する「ファーストオーダー」が資本業務提携
2022年7月7日、南日本運輸倉庫株式会社は、ファーストオーダー株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 ファースト・オーダーは、ロジスティクス業界にトータルソリューションを提供して…
グロースマーケティング事業を展開する「ソルブレイン」が「三井物産」と資本業務提携
2023年4月1日、株式会社ソルブレインは、三井物産株式会社と、資本業務提携を行ったことを発表しました。 ソルブレインは、事業内外に散らばるデータを一元化・可視化し、企業が抱える経営課題を発見し解決へ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集