注目のスタートアップ

倉庫シェアリングサービス運営の「souco」が4億円調達

company

2021年12月23日、株式会社soucoは、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。

倉庫のシェアリングサービス「souco」を運営しています。

物流施設・倉庫の空きスペースを抱える企業と、季節波動(物流波動)などによってスペースを必要とする企業をマッチングし、倉庫の空きスペースの利用の促進に取り組んでいます。

倉庫シェアリングとしてだけでなく、輸送の手配も可能な物流サービスへの成長を目指しています。

今回の資金は、「souco」のさらなるサービスの強化・拡充に充当されます。

アパレル業界などには季節によって商品の取扱量が変わる、季節波動という特徴があります。

また季節波動以外にも、サプライチェーンの問題や、天候、紛争・感染症といった世界的な問題によって左右されます。

物流は、年間を通じて流通量・保管量に変化が生じるため、物流コストを最小限にするためには保管スペースなどをフレキシブルに調整する必要があります。

自社倉庫を持つことで柔軟な対応が可能となりますが、自社倉庫は保管スペースを最大化することは難しく、また急な需要増によって空きスペースがなくなってしまったり、新たな倉庫に移転する際にコストがかかってしまう、といった課題が生じてしまいます。

soucoは、全国の倉庫の遊休スペースと、保管需要をマッチングすることにより、こういった課題の解決に取り組んでいます。

日本では物流の標準化やパレット化が進んでいないことから、倉庫シェアリングの普及速度は遅くなっています。

しかし新型コロナウイルス感染症の流行によって、物流・サプライチェーンの課題が顕在化し、改善のための取り組みが加速しているため、今後一気に普及する可能性があります。

効率化はどの企業でも大きな課題となっています。創業期は最新のシステムを導入できる機会でもあるため、効果的なシステム・ツールを選定・導入するとよいでしょう。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ サービス シェアリング 倉庫 株式会社 物流 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

スタートアップ向け融資事業や個人向けキャッシュレスアプリを手がける「Fivot」が20億円調達
2025年11月5日、株式会社Fivotは、総額20億円の資金調達を発表しました。 Fivotは、スタートアップ向け融資事業「Flex Capital」と、個人向け貯まるキャッスレスアプリ「IDARE…
アイデンティティ認証プラットフォーム「Quwak Me」を開発する「Quwak」が資金調達
2023年8月24日、株式会社Quwakは、資金調達を実施したことを発表しました。 Quwakは、アイデンティティの認証プラットフォーム「Quwak Me」を開発しています。 手などの靱帯に埋め込んで…
AIによる電力分析技術を活用した電力見える化やエネルギー最適制御などのソリューションを展開する「インフォメティス」が5億円調達
2023年6月19日、インフォメティス株式会社は、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 インフォメティスは、AIよる電力分析技術(家電分離推定技術)や、この技術によって得られるデータをも…
人事評価クラウド・サービス提供の「HRBrain」が4億円調達
2019年10月9日、株式会社HRBrainは、総額約4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 人事評価クラウド・サービス「HRBrain」を開発・提供しています。 従業員の目標設定から評価まで…
位置情報ビッグデータ活用クラウド型プラットフォーム開発・提供の「クロスロケーションズ」が2.2億円調達
2020年7月14日、クロスロケーションズ株式会社は、2億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、東京理科大学ベンチャーファンドです。 位置情報ビッグデータ活用クラウド型プラ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集