注目のスタートアップ

デジタルパス発行・管理サービス提供の「KINCHAKU」が「近鉄ベンチャーパートナーズ」から資金調達

company

2021年12月9日、株式会社KINCHAKUは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、近鉄ベンチャーパートナーズ株式会社です。

デジタルパス発行・管理サービス「KINCHAKU(キンチャク)」を提供しています。

iOSとAndroidの標準アプリであるApple WalletとGoogle Payで管理できるウォレットパス(デジタルパス)の発行から、運用・分析をワンストップで行えるサービスです。

発行可能なウォレットパスには、スタンプカード・クーポン・会員証・引換券・回数券・サブスクパス・チケットがあります。

また、キャッシュレス決済にも対応しているため、レジ業務の効率化や、利用履歴から顧客ごとのプロモーションを行うことができます。

近鉄との連携では、観光地型MaaSの開発や、交通のDX、現場のアナログ業務の効率化を目指します。

今回の資金は、プロダクト・事業開発の加速や、人材・R&Dに充当されます。

iOSやAndroidにはそれぞれ、Apple WalletとGoogle Payというウォレットアプリが標準的にインストールされています。

これらアプリではクレジットカードを登録することによりキャッシュレス決済を利用できたり、飛行機や映画のチケット、ポイントカードの管理などを行うことができます。

このアプリが搭載された当初は、店舗・顧客双方に大きなメリットがあるため、会員証やポイントカードのデジタル化が大きく進むと見られました。

しかしウォレットアプリの認知度が低かったことや、アプリに会員証・ポイントカードを登録するのが難しい顧客がいること、個人経営の店舗などではデジタル化が難しかったことなどから、現状では紙のカードのみか、デジタルのカードと併用する店舗が多くなっています。

デジタルパスは、顧客のスマートフォンにプッシュ通知などによってプロモーションを行うことができるため、紙のカードよりも効果が高いと考えられます。

また顧客データを取得できるため、デジタルマーケティングにも活用することができます。

小規模店舗においても効果を発揮する施策であるため、「KINCHAKU」など様々なサービスを比較し、自店舗に合ったものを選定するとよいでしょう。

プロダクトの販売のためには、PRやマーケティングが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期でも行えるネットを活用したPRノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Apple Wallet Google Pay KINCHAKU ウォレットパス キャッシュレス決済 クーポン サービス デジタル・マーケティング デジタルパス 株式会社 発行 管理 資金調達 近鉄
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

エッジAIカメラソリューション提供の「AWL」が20億円調達
2021年6月2日、AWL株式会社は、総額20億円の資金調達を実施したことを発表しました。 既設の防犯カメラをAI化する専用エッジデバイス「AWLBOX」と、タブレットやサイネージにインストールするこ…
産業向けドローンサービスを提供する「テラドローン」が18.5億円調達
2023年1月25日、テラドローン株式会社は、18億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、世界時価総額2位のアラムコ社(サウジアラビア)のVCであるWa'edです。 また、…
住宅ローンプラットフォーム提供の「iYell」が「セゾンファンデックス」と不動産担保ローンにおいて業務提携
2021年5月21日、iYell株式会社は、株式会社セゾンファンデックスの取り扱う不動産担保ローンに関して、業務提携したことを発表しました。 iYellは、家を買いたい人、家を売りたい事業者、住宅ロー…
在宅医療・介護向け訪問スケジュール管理クラウドを提供する「CareMaker」(旧:echelle)が資金調達
2022年8月30日、株式会社CareMakerは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、社名(商号)を株式会社echelleから株式会社CareMakerに変更したことも併せて発表しました。…
フードデリバリー「menu」 「auスマートパスプレミアム」会員の配達料を無料に
2022年6月1日、menu株式会社は、「auスマートパスプレミアム」の会員向けに、「menu」利用時の配達料が無料になるサービスを開始したことを発表しました。 menuは、フードデリバリーサービス「…

大久保の視点

「千代田区CULTURExTECH ビジコン2024」が丸の内TOKYO創業ステーションで2024年3月19日に開催
2024年3月19日(火)にStartup Hub Tokyo 丸の内(TOKYO創業ステーション 丸の内 1F・千代田区)で千代田CULTURExTECH…
(2024/3/19)
明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得は宇宙ビジネスの蓮見大聖さん明治大学4年「AMATERAS SPACE」
2024年3月13日(木)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第2回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2024/3/13)
Coral Capitalが虎ノ門ヒルズで「Startup Aquarium 2024」を開催。VCが大規模キャリアイベント
ベンチャーキャピタルのCoral Capitalが主催する「Startup Aquarium 2024」が2024年3月2日(土)に虎ノ門ヒルズで開催されま…
(2024/3/2)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】