創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2021年12月9日海事産業のDXを目指す「Marindows」が2億円調達

2021年12月8日、Marindows株式会社は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。
海上でも速い通信が行える次世代ブロードバンド通信の登場を見据え、海上統合デジタルプラットフォーム「Marindows」の構築を目指しています。
まず第1段階として、船員に対し船員標準業務支援端末「Mフォン:Marindows Phone(仮称)」の提供を進めます。
「Mフォン」は、海事産業のデジタル化に必要な各種アプリケーションを搭載し、現場レベルでの細やかなサービスを展開する予定です。
また、海難事故の防止のためネットワーク型ドライブレコーダーやネットワーク型ポータブルナビを展開し、すべての船への標準搭載を目指します。
陸上では大容量の情報通信インフラの整備が進み、多くの人びとはSNSなどを利用してコミュニケーションを行ったり、インターネットにアクセスして情報を取得したりしています。
一方海上では、大容量の通信インフラの整備と、リーズナブルなサービスの提供が遅れており、デジタル化が進みづらい環境にあります。
海上での通信インフラの整備が遅れている理由としては、陸上通信のエリア外となり衛星通信を利用せざるを得ない環境にあることが挙げられます。
よく利用されている衛星通信でも月約14万円ほどするほか、通信速度が最大で約400kbpsと、陸上の約1/100以下の通信速度しか出ません。
しかし今般、人工衛星技術の進展により打ち上げコストが低くなっており、高速かつ安価な衛星通信サービスが提供されることが予測されています。
次世代衛星ブロードバンド通信では、数Mbps~数十Mbpsと、陸上におけるLTEとほぼ同じ程度の通信速度が実現されるため、海上・船上におけるDXが急激に進む時代が到来すると考えられます。
創業期はなにも導入されていないまっさらな状態なため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考ください。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | DX Marindows デジタル デジタル化 株式会社 次世代 海 海上物流 海上輸送 海事産業 海運 物流 船 船舶 資金調達 通信 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2024年2月21日、ポケットサイン株式会社は、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ポケットサインは、デジタル身分証アプリ「ポケットサイン」や、公的個人認証サービス(JPKI)を組み込…
2020年2月25日、株式会社リクシスは、総額2億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 仕事と介護の両立支援クラウド「LCAT(エルキャット)」を提供しています。 企業内従業員に対す…
2022年12月8日、株式会社NearMeは、総額約7億円の資金調達を実施したことを発表しました。 NearMeは、ドアツードアの送迎において、独自のAIを活用して運行や乗客の相乗りを最大化することで…
2021年6月11日、パラレル株式会社は、総額12億円の資金調達を実施したことを発表しました。 友達とオンライン上でコンテンツや時間を共有しながら遊べる通話アプリ「パラレル」を提供しています。 作成さ…
2020年7月27日、株式会社Lerettoは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、「Canly(カンリー)」の提供を開始したことをも併せて発表しました。 「Canly」は、Googleマイ…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…