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2021年12月6日地域SNS「ピアッザ」展開の「PIAZZA」が2億円調達 大阪市・鉄道事業者7社と連携

2021年12月6日、PIAZZA株式会社は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。
また、大阪市と、大阪市高速電気軌道株式会社、近畿日本鉄道株式会社、京阪ホールディングス株式会社、南海電気鉄道株式会社、西日本旅客鉄道株式会社、阪急電鉄株式会社、阪神電気鉄道株式会社の鉄道事業者7社と連携を開始したことを発表しました。
PIAZZAは、地域SNS「ピアッザ」を展開しています。
使わなくなったモノの譲受や、イベント・習い事情報の共有、地域のQ&Aなどの機能により、地域の住民がつながることができるSNSです。
今回、大阪市との連携により「ピアッザ」の開設エリアを大阪市全域に拡大します。
また、鉄道事業者7社との連携により、各区や各鉄道駅周辺等の地域情報を発信します。
地域の魅力の再発掘や近隣イベントの情報発信を通じ、マイクロツーリズムの促進と地域の利便性の向上に取り組みます。
新型コロナウイルス感染症の流行によりインバウンド需要が激減し、観光業は大きな打撃を受けました。
そのため多くの街ではマイクロツーリズムの重要性が高まりました。
マイクロツーリズムとは近場をめぐる短距離の観光のことを指します。
しかし地域にとってマイクロツーリズムで観光客を集めるのは難しい取り組みです。
近場の住民たちは、地元のことをよく知っていると考えていますし、またいつでも訪れることができるため、観光をしようというきっかけが起こりません。
また観光事業というと、新たな施設やイベントを創出することが多いのですが、街固有の魅力があらわれにくいこと、他地域との差別化が難しいことが課題となり、上手くいかないケースが散見されます。
そのためマイクロツーリズムでは、その地域の歴史を掘り起こしたりすることで、魅力を再発見するような取り組みが重要です。
またこういった取り組みは、地元住民の地域への愛着心を醸成することにもつながります。
社会課題を解決するためのビジネスでは、自治体や他企業との連携が重要となることも多々あります。「冊子版創業手帳」では、人脈を作るためのノウハウを詳しく解説しています。
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