創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2021年11月16日「VoicePing」が2.3億円調達 バーチャルオフィスSaaS「VoicePing 2.0」をリリース

2021年11月16日、VoicePing株式会社は、総額2億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
また、2021年11月16日に、バーチャルオフィスサービス「VoicePing 2.0」をリリースしたことも併せて発表しました。
「VoicePing 2.0」は、平面のバーチャルオフィス上で、音声・チャットなどによるコミュニケーションや、チームコラボレーションなどが行えるバーチャルオフィスサービスです。
コミュニケーションだけでなく、メンバーの活動状態を可視化するワークスペース機能や、メンバーの活動ログを短・長期スパンで確認できる、生産性管理機能、共同作業機能などにより、チームによる仕事を支援します。
AI技術を活用した高精度のリアルタイム文字起こし機能と自動翻訳機能を利用できるため、会議の内容を発言者の名前とともに自動でテキストに起こし議事録を作成することができます。
新型コロナウイルス感染症の流行により、企業では急激にテレワークが普及しました。
これまで現実のオフィスを前提とした業務を行っていたため、テレワーク環境では様々な問題が生じました。
特にコミュニケーションの問題は多くの企業を悩ませることとなりました。
現実のオフィスでは、チームメンバーがどこでなにをしているのかがすぐに把握することができ、話しかけてもいいタイミングを見計らって話しかけることも容易です。
しかしテレワーク環境でのコミュニケーション手段は、チャットツールなどのテキストコミュニケーションや、Web会議ツールなどによるライブ動画によるコミュニケーションに限られてしまいます。
そのためテレワーク環境では、現実のオフィスにおけるコミュニケーションの利便性を実現したサービスのニーズが高まりました。
そこで登場したのがバーチャルオフィスサービスです。
バーチャルオフィスは、リッチな3DCGによってオフィスを再現したものや、「oVice」や「VoicePing 2.0」のように平面のオフィス空間のものなどがあります。
3DCGのバーチャルオフィスサービスは、高スペックのPCと高品質なインターネット回線が必要となるため、現状では普及する可能性が低いと考えられます。
しかし平面のバーチャルオフィスは通信量が少なくすむよう設計されており、また現実のオフィスと同じように、メンバーの状態がひと目でわかるようになっており、気軽に話しかけることができる空間となっています。
そのため、テレワーク時代のチームコラボレーションでは基盤となるサービス/プラットフォームとなる可能性を秘めています。
テレワークなど新たな働き方のためにはコミュニケーションツールなどICTツールの導入が必要です。「冊子版創業手帳」では、創業期における社内システムの構築について詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | SaaS VoicePing VoicePing 2.0 コミュニケーション コラボレーション チーム チャット バーチャルオフィス 文字起こし 株式会社 資金調達 音声 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2025年5月12日、株式会社ウタイテは、総額77億円の資金調達を発表しました。 ウタイテは、2.5次元IPのプロデュースを展開しています。 2024年7月に、5人組歌い手ユニット「きみとぴあ!」がデ…
2021年3月12日、Oishii Farmは、総額約55億円の資金調達を実施したことを発表しました。 日本人CEOが経営し米国を拠点とする植物工場スタートアップです。 独自開発の自動気象管理システム…
2021年10月4日、株式会社ゼロボードは、資金調達を実施したことを発表しました。 2021年9月21日にMBOを実施し、株式会社A.L.I. Technologiesが運営していたCO2排出量算出・…
2020年9月10日、株式会社ペライチは、4億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、印刷・集客支援のシェアリング・プラットフォーム「ラクスル」などを運営するラクスル株式会社…
2020年1月29日、株式会社シロップは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ペットライフ・メディア「ペトこと」、保護犬猫マッチング・サイト「OMUSUBI」を運営しています。 また、…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…