注目のスタートアップ

クラウド稟議・ワークフローの「kickflow」が2億円調達

company

2021年10月21日、株式会社kickflowは、総額約2億円の資金調達を実施したことを発表しました。

SmartHRのグループ会社として2020年2月12日に設立された企業です。2021年5月1日に、クラウド稟議・ワークフロー「kickflow」のβ版をリリースしています。

また、今回の資金調達にあわせ、「kickflow」を正式リリースしたことも発表しています。

「kickflow」は、中規模から大企業向けのクラウド稟議・ワークフローです。

紙・ハンコ不要で、簡単な操作であらゆる稟議・決裁を行うことができるツールです。

多くの企業の課題を解決するため、“フォームや承認経路”・“組織と権限”・“外部連携(API)”の3つの柔軟性を備えています。

今回の資金は、人材採用や、機能開発、サービス連携、顧客獲得の加速などに充当されます。

稟議とは、内容を書面でまとめ関係者に回覧してもらい承認を得る、意思確認・意思決定の方法のひとつです。

役員会議で決めるまでもない事柄の意思確認の方法として利用されていますが、組織が大きくなるほど稟議には多くの課題が発生します。

一番大きなものは、関係者が多くなればなるほど申請・承認までに時間がかかるという課題です。書類を回すための事務スタッフの手間や時間的コストも問題です。

また稟議は紙媒体で行われていることが多く、テレワーク中であっても稟議の申請・決裁のために出社をするといったケースもあったようです。

そのため大きな組織においては稟議の電子化・効率化は重要な取り組みのひとつです。

また、海外企業との取引を増やすためにもスピーディな意思決定が重要であるともいわれています。

意思決定の効率化のためには、ワークフローの見直しが必要となります。

稟議のプロセスには、申請・承認・保管・棄却・差戻などがあります。

このプロセスを自動化するものがワークフローシステムです。

ワークフローシステムを導入することで、稟議を効率化できるだけでなく、人為的なミスの削減にもつながります。

大きな組織ではすでに利用しているシステムがあり、それを変更することには大きな労力が伴います。しかし創業期はなにもない状態からはじまるため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備について詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ kickflow SmartHR クラウド ワークフロー 株式会社 稟議 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

遺伝子治療による視覚再生の早期実用化を目指す「レストアビジョン」が12.7億円調達
2023年6月5日、株式会社レストアビジョンは、総額12億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 レストアビジョンは、慶應義塾大学医学部と名古屋工業大学の共同研究成果をもとに、2016…
音源のサブスク原盤権を販売・購入できるプラットフォームなどを手がける「OIKOS MUSIC」が1.5億円調達
2023年9月20日、OIKOS MUSIC株式会社は、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 音源のサブスク原盤権を販売・購入できるプラットフォーム「OIKOS MUSIC」…
AIソリューションベンダーの「ギリア」と「日本郵船」が資本業務提携
2023年1月30日、ギリア株式会社は、日本郵船株式会社と資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 ギリアは、AI開発スタートアップのUEIと、ソニーコンピュータサイエンス研究所の合弁会社として…
心疾患診断アシスト機能を搭載した「超聴診器」を開発する「AMI」が1億円調達
2022年3月1日、AMI株式会社は、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 心疾患診断アシスト機能付き遠隔医療対応聴診器「超聴診器」を開発しています。 心電・心音の同時計測と、独自のアルゴリ…
ノーコードNFT作成プラットフォーム「NFT Garden」を開発する「Connectiv」が5,000万円調達
2022年9月9日、Connectiv株式会社は、総額約5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Connectivは、クリエイターやコンテンツホルダー向けのNFT作成プラットフォーム「…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集