発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」開発・製造の「DAIZ」が「三菱ケミカルホールディングス」と資本業務提携

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2021年9月3日、DAIZ株式会社は、株式会社三菱ケミカルホールディングスと資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

DAIZは、発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を開発・製造しています。

大豆の発芽という生理現象を応用した技術により旨味や栄養価を増大させ、余分な添加物や加工助剤を使用せずに、肉に近い食感・風味を実現しています。

また、独自の製造プロセスによって原価低減を実現しているため、牛肉・豚肉・鶏肉に対し価格競争力があることも大きな特徴です。

三菱ケミカルホールディングスとは、イノベーション・サスティナビリティの観点で両社の経営資源をかけ合わせた協業に取り組みます。

具体的には、「ミラクルミート」の付加価値の向上と市場へのさらなる普及を目指すための研究開発・商品開発の推進、「ミラクルミート」の普及による温室効果ガス低減効果の可視化、持続可能な食糧の供給・温室効果ガスの低減による社会課題の解決を目指します。

世界的な人口増大により、早くて2030年にはタンパク質の需要と供給のバランスが崩れ始めると予測されており、これをタンパク質危機と呼びます。

このタンパク質危機の対策のため、大豆・昆虫・藻類などを利用した代替タンパク質の研究が推進され、いくつものプロダクトが上市されています。

代替肉は将来的に大きく普及することが予測されているため、グローバルシェアを獲得しようとする様々なプレイヤーがひしめく激しい市場となっています。

SDGsは大きなビジネスチャンスとなり得ます。世界に先んじて革新的なプロダクトを開発できれば、大きなシェアを獲得できるでしょう。そのためには開発やマーケティングのために豊富な資金が必要となります。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報について詳しく解説しています。

カテゴリ トレンド
関連タグ DAIZ SDGs タンパク質危機 ミラクルミート 三菱ケミカルホールディングス 代替肉 大豆 株式会社 植物肉 資本業務提携 食品
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