注目のスタートアップ

発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」開発・製造の「DAIZ」が18.5億円調達

company

2021年4月19日、DAIZ株式会社は、総額18億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

これは、2021年3月25日に発表した農林中央金庫からの出資も含まれています。

DAIZは、発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を開発・製造しています。

大豆の発芽という生理現象を応用した技術により旨味や栄養価を増大させ、余分な添加物や加工助剤を使用せずに、肉に近い食感・風味を実現しています。

また、独自の製造プロセスによって原価低減を実現しているため、牛肉・豚肉・鶏肉に対し価格競争力があることも大きな特徴です。

資本業務提携先である味の素株式会社や、株式会社ニチレイフーズとは、「ミラクルミート」を原料とした家庭用・業務用商品の共同開発を行います。

世界的な人口増大により、早くて2030年にはタンパク質の需要と供給のバランスが崩れ始めると予測されています。

このタンパク質危機を乗り越えるため、大豆・藻類・昆虫など、代替タンパク質の研究開発が行われています。

特に大豆についてはすでに多くの商品が市場に出ています。

しかし多くの大豆由来の植物肉は、食味が悪かったり肉としての食味を再現しようとして多くの添加物が使用されていることがあります。

「ミラクルミート」は、添加物を使用せずに食味をよくしているだけでなく、価格競争力もあるため、グローバルシェアを獲得できる可能性があります。

SDGsは大きなビジネス・チャンスとなり得ます。世界に先んじて革新的なプロダクトを開発できれば、大きなシェアを獲得できるでしょう。そのためには開発のために資金が必要となります。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報について詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ DAIZ SDGs タンパク質危機 ミラクルミート 大豆 株式会社 植物肉 資金調達 食品
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」の設立方法完全ガイド|流れ・費用・必要書類など解説
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ブロックチェーンの課題となるインターオペラビリティ領域における研究開発などを手がける「Datachain」が「三菱UFJ信託銀行」から資金調達
2023年6月27日、株式会社Datachainは、三菱UFJ信託銀行株式会社から資金調達を実施したことを発表しました。 Datachainは、複数の異なる台帳間の相互運用性を実現し、クロスチェーンア…
次世代チョイ乗りモビリティ「ミニマムモビリティ」の量産販売を目指す「KGモーターズ」が1.5億円調達
2023年10月10日、KGモーターズ株式会社は、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 KGモーターズは、オリジナルの超小型モビリティの量産販売と、自動運転によるMaaSの展…
寺社仏閣コンサルティング事業など展開の「ELternal」が資金調達
ウエルインベストメント株式会社は、株式会社ELternalへの出資を決定したことを発表しました。 この出資は、学校法人早稲田大学と2018年10月29日に締結された提携契約に基づいて組成された「早稲田…
住宅事業者向けクラウド型住宅ローン業務支援システムを提供する「iYell」が4.5億円調達
2023年7月31日、iYell株式会社は、4億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、全国保証株式会社とSpiral Innovation Partners LLPが共同で…
画像・映像認識AIアルゴリズムの「ACES」が介護者支援スタートアップの「aba」に行動認識技術を提供
2020年12月24日、株式会社ACESは、株式会社abaに、行動認識技術の提供を開始したことを発表しました。 ACESは、画像映像認識AIアルゴリズムにより、リアル産業のビジネス・プロセスやバリュー…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集