注目のスタートアップ

福祉とアートを軸とした新規サービスの企画立案・開発などの「ヘラルボニー」が資金調達

company

2020年8月5日、株式会社ヘラルボニーは、資金調達を実施したことを発表しました。

知的障害のあるアーティストが描いたアート作品を扱うアート・ライセンス事業や、CSR・CSV・SDGsを軸とした企画のブランディング・プロデュースなど、福祉を軸としたクリエイティブな事業を展開しています。

今回の資金は、アート・ライセンス事業、自社ブランド事業、原画・複製画事業の3つの事業の基盤拡充、顧客開拓などに充当されます。

知的障害などの障害を抱える人の創作は、ときに強烈な個性を放つことがあります。例えば草間彌生は、幼いころから悩まされていた幻覚や幻聴から逃れるために創作をし続け、結果的に世界的に有名な芸術家となりました。

このようなアウトサイダー・アート(体系的な芸術の教育を受けていない人の作品)は鮮烈なものの、現代アートの市場では値をつけにくいという事実があります。というのも現代アートは、文脈を踏まえた批評性のある作品が評価を得るという、知的な遊戯の側面があるからです。

しかしもちろん、そのようなハイコンテクストなアート市場に辟易しているコレクターや業界人も存在しています。心を揺さぶる可能性のあるアウトサイダー・アートは、アート市場ではなく、企業とのコラボレーションや、デザイン、ファッションなどの領域で勝負できるかもしれません。

社会課題を解決するビジネスは社会的に大きな意義がありますが、ビジネスとして成立させることにハードルがあります。そのため資金調達が重要となります。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ SDGs アート ヘラルボニー 企画 株式会社 知的障害 福祉 資金調達 開発
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

IoTシステム構築プラットフォーム「Palette IoT」提供の「Momo」が「ミタチ産業」と資本業務提携
2020年12月18日、株式会社Momoは、ミタチ産業株式会社と資本業務提携に合意したことを発表しました。 Momoは、IoTシステム構築プラットフォーム「Palette IoT」を運営しています。 …
ドライバーを中心としたノンデスクワーカーのマッチングプラットフォームを展開する「ドライバーテクノロジーズ」が5.5億円調達
2025年3月28日、株式会社ドライバーテクノロジーズは、総額5億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ドライバーテクノロジーズは、物流・輸送事業者向けに、テクノロジーを活用した保有車…
【12/10開催】「G-1スタートアップグランプリ」学生起業家No.1を決定
「G-1スタートアップグランプリ」のご案内です。 この大会は、学生起業家No.1を決め、「一度きりの人生をかけて世界を変えようと志す若者を応援する」ピッチイベントです。 概要 ・入力情報より選考し、フ…
「スタートアップ・デットファンド」が小売ECプラットフォーム 「Stailer」を展開する「10X」に投資実行
2022年11月24日、SDFキャピタル株式会社は、運営するスタートアップ・デットファンドより、株式会社10Xに投資実行したことを発表しました。 10Xは、小売ECプラットフォーム「Stailer(ス…
プロジェクションマッピングなどデジタルコンテンツ事業を展開する「一旗」が「テレビ愛知」から資金調達
2024年7月1日、株式会社一旗は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、テレビ愛知株式会社です。 一旗は、デジタルコンテンツ事業や、デジタルコミュニケーション事業を展開しています。 デジ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集