注目のスタートアップ

たこ焼きロボットなどの調理ロボット・サービス開発の「コネクテッドロボティクス」が8.5億円調達

コネクテッドロボティクス株式会社は、総額約8億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

飲食店のキッチンでの調理に特化したロボット・サービスを提供しています。

現在は、自動たこ焼き調理ロボット・サービス「Octo Chef」や、自動ソフトクリーム・ロボット・サービス「レイタ」を販売しています。

今後は、自動食洗機ロボット・サービス「Dish Washing System」や、コンビニ向け「Hot Snack Robot」、自動朝食調理ロボット・サービス「Loraine」の製品化に向けて研究開発を加速していく模様です。

株式会社コネクテッドロボティクス代表コメント

今回のニュースにつきまして、株式会社コネクテッドロボティクス 代表の沢登 哲也氏よりコメントが届きました!

沢登 哲也(さわのぼり てつや)
981年生まれ。東京大学工学部計数工学科卒業。京都大学大学院情報学研究科修了。
東京大学在籍時にNHK大学ロボコン2004優勝、ABS世界ロボコンでベスト8。
2008年、飲食店とテクノロジーによる新しい店舗の創造を目指して起業活動をする。その過程で出会った際コーポレーション(株)のもとで新規飲食店の立ち上げと既存店舗の再生に携わる2009年、マサチューセッツ工科大学発のベンチャー、ソフトサーボシステムズ社でロボットコントローラ開発責任者を担当。2011年に独立後、産業用ロボットコントローラを受託開発
2014年に当社を起業、代表取締役就任。設立当初は、人工知能を駆使した通知アリ”astero”の開発に取り組む。
2017年4月クッキングロボット事業を構想し、Startup Weekend Roboticsへ出場、優勝。本事業を本格的に始める。
ーこの事業を始めた経緯について教えてください

沢登:私は東京大学工学部計数工学科卒業、京都大学大学院情報学研究科修了でロボットの研究をしており、東京大学在籍時にNHK大学ロボコン2004優勝、ABS世界ロボコンでベスト8に選ばれたこともございます。一方、もともと飲食業に興味があり、大学院卒業後は大手飲食チェーン企業で店舗開発に携わりました。ただし、長時間労働や重労働など外食産業が抱える課題をリアルに体感し、体調を壊してしまい約1年後に外食産業から退くことになりました。その後、大学時代の研究を活かして産業用ロボットコントローラーの開発業に携わるも、飲食業への思い入れを捨てきれず、外食産業が抱える人手不足や重労働の問題をロボットで解決すべく、本事業を始めました。

ー今回の資金調達について、どのような反響がありましたか?

沢登:多くのメディアの方々よりお問い合わせをいただきました。7月9日~12日で開催されている「FOOMA JAPAN2019国際食品工業展」では、大手民放各社からも取材いただくことができました。その他、大手外食チェーン様や大手小売りチェーン様からも導入検討のお話をいただくことも増えております。

ー今後どのような事業展開をしていきたいと考えているか、教えてください

沢登:現在製品化しているたこ焼きロボットやソフトクリームロボットだけでなく、現在開発中の食洗機ロボット(食器洗いの前後工程をロボットがサポート)やコンビニ向け自動ホットスナック調理ロボット、朝食ロボットなどの研究開発を進めていき、お客様のお手元に早くお届けしたいと考えています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。

大久保の視点

たこ焼きロボットの先は?人手不足の外食産業
一見たこ焼きロボットで8.5億円は高いように見えるが、外食産業のコックの自動化、という意味ではマーケットが大きい。おそらく技術的難易度が低いのが、その領域で、シナリオとしては、外食労働の自動化の期待があるのではないだろうか。コックの仕事、特に火を使うような仕事は体の負荷が高い。自動化が望まれる領域だ。
たこ焼きロボットの先がどうなっていくか見守りたい。

解説者紹介

大久保幸世 創業手帳 株式会社 代表取締役

大手ITベンチャー役員で、多くの起業家を見た中で「創業後に困ることが共通している」ことに気づき会社のガイドブック「創業手帳」を考案。現:創業手帳を創業。ユニークなビジネスモデルを成功させた。印刷版は累計250万部、月間のWEB訪問数は起業分野では日本一の100万人を超え、“起業コンシェルジェ“創業手帳アプリの開発や起業無料相談や、内閣府会社設立ワンストップ検討会の常任委員や大学での授業も行っている。毎日創業Tシャツの人としても話題に。

創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら
カテゴリ 有望企業
関連タグ コネクテッドロボティクス 大久保幸世 調達 資金調達 飲食店
飲食開業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

キャンピングカーと車中泊のシェアリングサービスなどを展開する「Carstay」が1.1億円調達
2025年3月10日、Carstay株式会社は、総額約1億1000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約4.8億円となります。 Carstayは、キャンピン…
コミュニティ・タッチ・ツール「commmune」提供の「コミューン」が4.5億円調達
2020年9月28日、コミューン株式会社は、総額4億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 企業とユーザーをつなげるコミュニティ・タッチ・ツール「commmune(コミューン)」を提供…
習慣化アプリ「みんチャレ」開発・運営の「エーテンラボ」が3.7億円調達
2022年2月28日、エーテンラボ株式会社は、総額3億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 習慣化アプリ「みんチャレ」を開発・運営しています。 勉強・ダイエット・運動・糖尿病改善など…
量子コンピューター向けアルゴリズムなど開発の「QunaSys」が2.8億円調達
2019年11月25日、株式会社QunaSysは、総額2億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 量子コンピューター向けのアルゴリズムとアプリケーションを開発しています。 今回の資金は…
「アイドマ・ホールディングス」とLINEを活用したフルファネルマーケティングを支援する「DOTZ」が資本業務提携
2022年10月14日、株式会社アイドマ・ホールディングスは、DOTZ株式会社と、資本業務提携することを決定したことを発表しました。 DOTZは、LINE公式アカウントを活用したフルファネルマーケティ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集