創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2019年6月28日個人から法人へ時間を販売できる「TimeTicket Pro」が正式リリース
個人が時間を売買できるプラットフォーム・サービス「TimeTicket」を運営している株式会社グローバルウェイが、2019年6月26日、に事業を分社化し、株式会社タイムチケットとして「TimeTicket Pro」を2019年6月26日にリリースしたことを発表しました。
TimeTicketは副業ノウハウ、プロフィール写真撮影、恋愛相談、転職・キャリア相談など、約33,000種類の個人の時間がチケットとして販売されています。
「TimeTicket Pro」では、個人が法人に時間を販売することができる新サービスです。従来の業務委託や人材派遣とは異なり、取引手数料を完全開示。取引内容と取引評価を外部に公開することにより、個人の信用を可視化します。
<創業手帳・創業者 大久保幸世の視点>
人の流動化サービスが増えている
現在、人のシェア系のサービスでは、クラウドソーシング向けのクラウドワークス、ランサーズ、コンサル系のビザスク、ココナラなど様々なサービスがあります。固定化された人の力を部分的に流動化させるのが、これらのサービスの共通点ですが、それぞれ違いを打ち出しています。今後、日本は労働力不足、一方で社会が変化していく中で、スキルを部分的に売っていく動きも強くなっていくでしょう。
スピンオフ型のベンチャーの系譜
タイムチケット自体は、既存の企業から分社というパターンなので、一種の社内ベンチャー、社内起業と言えるでしょう。このパターンで大きくなったのは、キーエンスからイプロス(B2Bマッチング)、パソナからベネフィット・ワン(福利厚生)などがあります。
スピンオフで成長した会社の最たる例が、古河鉱業→古河電機→富士電機→富士通(通信)→ファナック(ロボット)のパターンでしょう。今後、起業だけでなく、スピンオフ・分社型の起業も日本の経済発展に寄与していくと予想されます。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | トレンド |
---|---|
関連タグ | タイムチケット 副業 株式会社グローバルウェイ 業務委託 |
トレンドの創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年3月24日、株式会社ソレクティブは、「契ラク by Sollective」の提供を開始したことを発表しました。 「契ラク by Sollective」は、企業の採用担当者・フリーランス・副業…
7月24日に出たニュースの中で、起業家が注目したいニュースをまとめました 柔軟な働き方、「取り入れていない」企業はまだ多い 2019年度内閣府年次経済性報告 内閣府が23日に2019年度の年次経済性報…
2023年1月26日、株式会社ソレクティブは、「請Q by Sollective」を提供開始したことを発表しました。 「請Q by Sollective」は、フリーランス・副業ワーカーに特化した請求書…
2020年3月16日、株式会社Piece to Peaceは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、サッカー選手である本田圭佑氏が創業したHONDA ESTILO株式会社です。 Piece…
2021年6月2日、株式会社fruorは、総額4,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 個人向けのオンラインキャリア相談サービス「ミートキャリア(meetcareer)」を運営しています…
大久保の視点
2024年3月19日(火)にStartup Hub Tokyo 丸の内(TOKYO創業ステーション 丸の内 1F・千代田区)で千代田CULTURExTECH…
2024年3月13日(木)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第2回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
ベンチャーキャピタルのCoral Capitalが主催する「Startup Aquarium 2024」が2024年3月2日(土)に虎ノ門ヒルズで開催されま…