注目のスタートアップ

製造業特化AIサービス提供の「スカイディスク」が8.6億円調達

2019年4月18日、株式会社スカイディスクは、総額8億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

自動車・化学業界をはじめとする多くの製造業や、パートナー企業との共創により、製造現場にたいし年間数十件のAIプロジェクトを推進しています。

株式会社スカイディスク 代表取締役CEO 橋本 司氏のコメント

今回のニュースについて、株式会社スカイディスク 代表取締役CEOの橋本 司氏よりコメントをいただきました!

橋本 司
大学卒業後、自動車部品メーカーで研究開発を行い、27歳でシステム業界へ。2010年九州大学博士課程に入学し、⼈工知能の研究に従事。10数年のシステム開発の実績と大学での研究成果を元にスカイディスク設立。
ー起業の経緯について教えてください。

橋本:AIを活用したデータ分析の研究を九州大学にて行っていました。このとき、研究のためにデータを集める必要があり、データ収集に必要なセンサーの開発も同時に行っていました。これが後にIoT事業としてスカイディスクの創業当初の事業に発展。当時一緒に仕事をしていた城戸と伊藤、橋本の三人で起業するキッカケになりました。

その後、データ収集の事業からデータ分析の事業に発展し、AIを活用する事業として現在に至ります。初回の資金を調達したタイミングでビジネスメンバーとして金田、末永がジョイン。ここから直近の製造業向けAIへの導入が加速していきました。

ー今回の資金調達の目的はなんでしょうか?

橋本:今回の資金調達では事業会社との資本提携も実現しています。

AIの導入にはその分野のノウハウ、ドメイン知識が非常に重要です。我々の持つAIに関する技術と今回のような事業連携によるドメイン知識の融合で、より製造業向けAIの開発と導入を加速していきます。
また、AI業界特有のスキルを有するエンジニア、ビジネス開発メンバーなどの採用も進めていきます。

ー今回の資金調達について、反響はありましたか?

橋本:非常に多くの方から反響を頂いています。同時期に展示会に出展してこともあり、相乗効果で問い合わせが増えている印象です。

ー今後の展開について、教えてください。

橋本:まずは引き続き製造業へのAI導入を進めていきます。このための技術開発として、音×AIに特化した技術革新を起こします。さらに今後を見据えて、様々な業界へのAIを適用するための施策を発信する予定です。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI 自動車
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

事業用駐車場手配サービス「at PORT」を展開する「ランディット」が1.5億円調達
2022年7月26日、ランディット株式会社は、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 事業用駐車場手配サービス「at PORT(アットポート)」を展開しています。 衛星×AI画…
第4回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト「DCON2023」 4/29ライブ配信
日本ディープラーニング協会は、「第4回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2023」(DCON2023)の本選の開催について発表しました。 DCONは、高専生が日頃培った「ものづくりの技術」と…
「HACARUS」がAIに関する相談サービス「DXほっとライン」を本格始動
2021年2月9日、株式会社HACARUSは、「DXほっとライン」を指導することを発表しました。 「DXほっとライン」は、AIのエキスパートに、AIの導入に関する様々な相談を行えるサービスです。 導入…
AIを活用して薬剤耐性菌問題の解決を目指す「GramEye」がNEDO研究開発型スタートアップ支援事業(STS)に採択
2022年3月30日、株式会社GramEyeは、NEDOの2021年度「研究開発型スタートアップ支援事業/シード期の研究開発型スタートアップに対する事業化支援(STS)」に採択されたことを発表しました…
イヤホン型脳波計とニューロテクノロジーAIを開発する「VIE STYLE」が1.8億円調達
2022年1月13日、VIE STYLE株式会社は、総額約1億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 イヤホン型脳波計によって脳波を取得し、独自開発のAIエンジンによって集中道・ストレ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集