魅力的な求人票の作り方 入れるべきポイントと書き方

創業手帳

ポイントを抑えた求人票で、優秀な人材獲得を目指しましょう

(2019/09/26更新)

人を採用する必要がある起業をすると、「人材獲得のため、初めて求人票を書く」というシチュエーションが出てきます。

求人票作成には、法律で明示する項目が定められていたり、良い人材を獲得するために工夫しなければならないなど、複数のポイントなどがあります。今回は、初めて求人票を作る起業家に向けて、求人票の概要と、魅力的な書き方のポイントを解説します。

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最低限明示する必要がある項目

人票は、求人を予定している企業が、募集概要や労働条件を記載し、求人を申し込む際に提出する書面のことです。ハローワーク・人材紹介会社に提出するのが通常です。

職業安定法により、以下の9項目を明示することが定められています。

  • 労働者が従事する業務内容
  • 契約期間
  • 試用期間
  • 就業場所
  • 始業及び就業の時刻、所定労働時間を超える労働の有無、休憩時間及び休日
  • 賃金の額
  • 健康保険、厚生年金、労災保険、雇用保険など加入保険に関する情報
  • 募集者の氏名または名称
  • 雇用形態(派遣労働として雇用する場合)

4について、裁量労働制を採用している場合は、「企画業務型裁量労働制により、0時間働いたものとみなされます。」といった内容を記載する必要があります。また、5について、時間外労働の有無に関わらず一定の手当を支給(いわゆる「固定残業代」)する場合も、その旨正確に記載する必要があるので注意しましょう。

以上の9点は、平成30年1月に改正された職業安定法によるものです。最低限明示する内容は今後も変化する可能性があるので、厚生労働省のホームページなどから、最新の情報を随時確認すると良いでしょう。

記載してはいけない項目

求人票には、記載が認められない項目・表現もあるので注意しましょう。

  • 特定の性別に絞った記載
  • 年齢制限(一定の条件のもとで記載することができる場合は別)
  • うそ・大げさ・紛らわしい表現(好条件であると労働者を誤解させてはいけないため)

「ホテルマン」や「家政婦」といった、日常でよく使う言葉もNGの場合があるので、細心のチェックが必要です。

魅力的な求人票を書く+αのポイント


ここまででお伝えした情報は、最低限抑えておくべきポイントです。もちろん、会社が求めるベストな人材を採用するためには、これだけでは足りません。見た人が「これは!」と思えるような、魅力的な求人票をつくるには、どうすればよいのでしょうか。

求職者が定量情報で見るポイント

まず、求職者の視点にたち、どんなポイントを重視して求人票を見ているかを考えましょう。

定量情報、つまり、数字で示す年間休日・残業・賃金といった情報から、求職者はズバリ、「ブラック企業ではないか」、ということを吟味しています。

同じくらいの規模の同業他社と比べて、年間休日が少ない、残業時間が長い、賃金が低い、給与額がそもそもわかりにくい、といったポイントで求職者が離れてしまわないよう、十分に記載内容と条件をチェックしておきましょう。

定性情報が大事

求職者は、その会社が働きやすいかどうか、自分の価値観とフィットする魅力的な企業か、といった定性的な情報も重視しています。スペースや字数が限られた中で、いかにポイントを抑えて自社の魅力を伝えられるかが鍵です。
定性情報を記載する上でのポイントも見ていきましょう。

1、業務内容の詳細

業務内容について、例えば「DB管理業務。入力が日々発生します。」といったシンプルな記載に留めると、難易度はどうなのか、一人でやるのか、ずっと同じ仕事なのか、といった疑問が出てきてしまいます。

「担当業務は、入力ルールのしっかりしたDB管理業務。未経験者でもわかりやすく、先輩社員がマニュアル付きで教えます。入社後3か月を目安に、他の方にも担当業務を教えていただきたいです」

といった形で、仕事内容を具体的にイメージしやすいよう情報を盛り込むと良いでしょう。

業務内容の記載ポイント

・できるだけ具体的に仕事内容が想像できるように
・ほかのメンバーとの関係性がわかるように
・将来の自分がイメージできるように

2、会社の強みを書く

市場での立ち位置・技術系の会社であれば特許・サービスとして反響が高いものなど、会社の強みを、会社概要を記載する欄に書くことも大事です。

求職票は、ハローワークだけでなく、紹介会社にも提出し、さらには少し内容を変えて、広告として提出するなど、様々な場所で活用する可能性の高い書類です。当社の強みといえばこれ、といったテンプレートを用意しておくと便利でしょう。

3、働きやすさの売りを書く

職場環境も、求職者にとっては大事なポイントです。オフィスの立地といった基本情報だけでなく、リモートワークの可否や、評判のいいITインフラの導入など、働きやすさのPRポイントをいくつか作っておくとより効果的です。

4、福利厚生や社内の様子も盛り込む

食券・フリードリンクなどの福利厚生や、社内のクラブ活動の有無など、業務に直接関わるわけではないものの、社内の雰囲気や周辺情報が分かる情報があると、求職者はより安心します。「在職者の声」といった、リアルな情報を盛り込むのも良いでしょう。

まとめ

魅力的な求人票を書くポイントを紹介しました。

色々な視点が有ることがおわかりいただけたと思いますが、内容を盛り込みすぎてしまってもかえってアピールポイントがぼやけることもあります。求人票の記載字数としては、合計1500字くらいを目安にするとすっきり読みやすくなるようです。

抑えるべき必須記載事項を盛り込み、求める人材の目線に立った求人票づくりの参考にしてみてください。

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(編集:創業手帳編集部)

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