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2025年8月8日天然木のスマートホームコントローラー「muiボード」などを展開する「mui Lab」が資金調達

2025年8月7日、mui Lab株式会社は、資金調達を発表しました。
mui Labは、カームテクノロジー(穏やかな情報技術)をスマートホーム分野で提供しています。
主要プロダクトには、スマートホームコントローラー「muiボード」、IoTプラットフォーム「mui くらしのOS」、スマートホームアプリ「くらしアプリ」があります。
「muiボード」は、木の表面に触れると情報を表示でき、タッチ操作によって照明などの家電の操作やメッセージの送信が可能なスマートホームコントローラーです。
今回の資金調達と各パートナー企業との協業により、2025年中にスマートホームプラットフォームの機能拡充と全国展開を本格化させます。
スマートフォンやコンピューターなどの情報通信機器および情報通信技術(ICT)の発展は、コミュニケーション様式の変化から、経済構造の再編、文化・政治領域への波及まで、多岐にわたる影響をもたらしています。
このように社会において、情報通信機器や技術は中心的な存在となりつつあります。しかし、スマートフォンなどのデジタル機器は、情報の高度な取り扱いを実現する一方で、通知やコンテンツデザインによって人間の注意資源を分散させ、深い集中を妨げるという課題があります。
カームテクノロジーは、1996年にユビキタスコンピューティングの祖として知られるマーク・ワイザーが提唱した設計思想です。この思想は、ユーザーの注意を奪うのではなく、必要なときに静かに存在感を示し、周辺視野から中心視野へとスムーズに情報を移行させることを目指しています。
mui Labは、情報技術が人と自然に調和している状態を実現するため、このカームテクノロジーの設計思想と日本的な美意識を融合させ、デジタルテクノロジーの在り方を設計・実装しています。
スマートホームプラットフォームの全国展開の加速だけでなく、エネルギー・住宅領域における事業パートナーとの協業を通じ、スマートホーム市場におけるデファクトスタンダードの確立を目指しています。
事業の成長には、戦略的な資金調達やシナジーが見込める企業との連携などが重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。
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