注目のスタートアップ

ブロックチェーンゲームを開発・運営する「double jump.tokyo」が資金調達

company

2025年2月21日、double jump.tokyo株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、TISインテックグループのTIS株式会社です。

double jump.tokyoは、Web3ゲーム(ブロックチェーンゲーム)開発事業や、独自ブロックチェーン(Verse)の構築支援、ビジネス向けNFT管理サービス「N Suite」、ウォレット開発支援事業を展開しています。

Web3ゲームとしては、「My Crypto Heroes」「BRAVE FRONTIER HEROES」などのタイトルを展開しています。

今回の資金調達を通じ、double jump.tokyoのブロックチェーン技術やエンタープライズ向けソリューションの知見と、TISの決済インフラや金融領域における強みを融合し、Web3・ブロックチェーン技術の社会実装を推進します。

具体的には、ステーブルコイン決済の普及を促進するため、事業者向けの包括的な支援サービスを開始します。


ブロックチェーン技術を基盤とする暗号資産は、低コストで迅速な国際送金が可能であり、金融機関を介さずに取引できることから、次世代の通貨として期待されてきました。

しかし、現在の暗号資産は主にマイニングや投資の対象として利用されており、日常的な決済手段としての普及は進んでいません。その要因のひとつとして、暗号資産特有の価格変動の大きさ(ボラティリティの高さ)が挙げられます。価格が大きく変動するため、安定した取引や決済には不向きな状況となってしまっています。

また、暗号資産を用いた決済では、日本円などの法定通貨への換金が必要となり、手続きや手数料が発生することも課題です。こうした問題を解決するために誕生したのが、価格を安定させる仕組みを持つ「ステーブルコイン」です。

ステーブルコインにはさまざまな種類があり、法定通貨を担保とするもの、発行量を調整して価格を一定に保つもの、主要な暗号資産を担保とするものなど、それぞれ異なる仕組みで価格の安定を図っています。

このようにステーブルコインは次世代の決済手段としてメリットのあるものですが、国内ではステーブルコイン決済に対応したシステムや決済端末の普及はまだ進んでいない現状があります。

そこでdouble jump.tokyoとTISは、ステーブルコイン決済の普及を促進するため、事業者向けの包括的な支援サービスを開始するとしています。

事業の拡大には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BRAVE FRONTIER HEROES double jump.tokyo My Crypto Heroes NFT TIS TISインテックグループ Web3 Web3ゲーム ウォレット ステーブルコイン ブロックチェーン ブロックチェーンゲーム 株式会社 資金調達 開発
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

縦スクロール型デジタルコミックを制作する「トゥーンクラッカー」が4億円調達
2023年1月16日、株式会社トゥーンクラッカーは、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、楽天グループ株式会社のCVC・楽天キャピタルなどです。 トゥーンクラッカーは、縦スクロ…
韓国のブロックチェーン「MOIN」が5億ウォン調達
韓国を拠点とする MOIN(모인)は、約5億ウォン(約4,600万円)の資金調達を実施しました。 7月の中旬にローンチされる予定の海外送金サービスは、MOIN のモバイルページから簡単に送金申請書を作…
小中高生向け学習塾「ミライ式」を展開する「TricoLogic」が資金調達
2025年7月31日、株式会社TricoLogicは、資金調達を発表しました。 TricoLogicは、小中高生向けの個別指導塾「ミライ式」を展開しています。 論理的・創造的・戦略的思考力を育成する個…
人材紹介エージェント同士の情報共有プラットフォーム「AGENT SHARE」を運営する「エージェントシェア」が2,400万円調達
2022年12月12日、株式会社エージェントシェアは、総額2,400万円の資金調達を実施したことを発表しました。 エージェントシェアは、人材紹介エージェント同士の情報共有プラットフォーム「AGENT …
AI警備システム「AI Security asilla」を手がける「アジラ」が4.6億円調達
2024年1月18日、株式会社アジラは、総額約4億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 アジラは、AI警備システム「AI Security asilla」を開発・提供しています。 「…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集