「中堅・中小企業の賃上げに向けた省⼒化等の⼤規模成⻑投資補助⾦(中堅・中小成長投資補助金)」2次公募の採択結果が発表

subsidy

2024年10月15日、「中堅・中小企業の賃上げに向けた省⼒化等の⼤規模成⻑投資補助⾦(中堅・中小成長投資補助金)」2次公募の採択結果が発表されました。

2次公募の有効申請件数605件のうち、書面および定量面での評価を行う一次審査を経て、218件が計画の蓋然性を審査するプレゼンテーション(二次)審査に進み、最終的に、55件が採択されました(採択倍率は11.0倍)。

また、採択者の平均投資予定額は約47億円、平均目標賃上げ率の中央値は5.5%と、高い目標水準の事業が採択されています。

現時点において、今年度の3次公募を行う予定はありません。

補助上限額

50億円(補助率1/3以内)

補助対象者

中堅・中小企業(常時使用する従業員数が2,000人以下の会社等)※単体ベース
※一定の要件を満たす場合、中堅・中小企業を中心とした共同申請(コンソーシアム形式)も対象となります。
※みなし大企業や実施する補助事業の内容が農作物の生産自体に関するものなど1次産業を主たる事業としている場合は補助対象外。

補助事業の要件

【一般枠】
①投資額10億円以上(専門家経費・外注費を除く補助対象経費分)
②賃上げ要件(補助事業の終了後3年間の対象事業に関わる従業員等1人あたり給与支給総額の年平均上昇率が、事業実施場所の都道府県における直近5年間の最低賃金の年平均上昇率以上)
※持続的な賃上げを実現するため、補助金の申請時に掲げた賃上げ目標を達成できなかった場合、未達成率に応じて補助金の返還を求めます(天災など事業者の責めに帰さない理由がある場合を除く。事業者名は公表しない)。
【特別枠】※上記①、②に加えて、以下の要件を満たす。
③令和6年度中(令和7年3月末まで)に補助事業が完了見込み


日本は今後、本格的な人口減少社会に突入することが予測されています。とくに、15歳~64歳の生産年齢人口の減少ペースが顕著であり、それに伴い労働力不足がさらに深刻化することが見込まれています。

また、人口減少には地域差があり、地方圏がより大きな影響を受けています。そのため、地方企業は大都市圏の企業よりも深刻な人手不足に直面している状況です。

こうした状況に対応するため、地方の中堅・中小企業は、労働力不足をはじめとする課題を解決するために、抜本的な改革に取り組む必要があります。

「中堅・中小企業の賃上げに向けた省⼒化等の⼤規模成⻑投資補助⾦(中堅・中小成長投資補助金)」はこうした課題に対処するため、中堅・中小企業が、足元の人手不足に対応した省力化等による労働生産性の抜本的な向上と事業規模の拡大を図るために行う、工場等の拠点新設や大規模な設備投資に対して補助を行っています。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ 中堅・中小企業の賃上げに向けた省⼒化等の⼤規模成⻑投資補助⾦ 中堅・中小成長投資補助金 中小企業 助成金 投資 省力化 補助金 賃上げ
詳細はこちら

2次公募の採択者について

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

サブオービタルスペースプレーンを開発する「SPACE WALKER」と金融サービスを展開する「リアライズコーポレーション」が資本業務提携
2022年12月6日、株式会社SPACE WALKERは、株式会社リアライズコーポレーションと資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 SPACE WALKERは、サブオービタルスペースプレーン…
【東京都】第1回「設備投資緊急支援事業」 2024年問題対策に取り組む中小企業を支援(最大1億円)
第1回「設備投資緊急支援事業」のご案内です。 この事業は、公益財団法人東京都中小企業振興公社が実施する助成金事業です。 働き方改革関連法の時間外労働上限規制が2024年4月から運送・物流、建設業のにも…
「果樹農業強靭化緊急対策(花粉供給緊急対策事業)」
2023年11月14日、農林水産省は、令和5年度補正「果樹農業強靭化緊急対策(花粉供給緊急対策事業)」の公募について発表しました。 区分 取組 事業実施主体 選定団体数 (1)花粉の安定生産に向けた産…
貸付ファンドのマーケットプレイス「Funds」運営の「ファンズ」が「三井住友信託銀行」と資本業務提携
2020年10月15日、ファンズ株式会社は、三井住友信託銀行株式会社と資本業務提携契約に基づき、新たな事業展開を開始していくことを発表しました。 1円から貸付投資ができる貸付ファンドのマーケットプレイ…
【4/11開催】セミナー「DX時代の中小企業がやるべきセキュリティ対策」
大阪中小企業投資育成株式会社が主催するセミナー「DX時代の中小企業がやるべきセキュリティ対策」が開催されます。 最新のセキュリティ動向をお伝えするとともに、中小企業でも取り組むことができるセキュリティ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集