注目のスタートアップ

独自の金属加熱技術により金属の製造・リサイクルの脱炭素化を実現する「SUN METALON」が31億円調達

company

2024年10月3日、株式会社SUN METALON(SUN METALON Inc.)は、総額31億円の資金調達を実施したことを発表しました。

SUN METALONは、低コスト・低CO2・省スペースを特徴とする独自の金属加熱技術により、金属の製造・リサイクルにおけるCO2排出量を大幅に削減します。これにより、効率的な循環型サプライチェーンの実現に貢献します。

2024年春に、米国にあるSUN METALONの自社プラントを拡張し、米国パートナーとの協業や金属製造・リサイクルの拠点として本格稼働を開始しています。

今回の資金は、主に加熱プロセスの顧客企業への導入と、自社工場における地域の金属資源を用いた金属製造に充当します。


カーボンニュートラルの実現のためには、エネルギーをクリーンなものにするだけでなく、二酸化炭素(CO2)を中心とする温室効果ガスを排出する産業の脱炭素化が重要です。

たとえば、国内製造業はCO2排出量が多く、部門別排出量の1/3を占めています。そしてその製造業のうち、鋼鉄業は1/3を占めています。

このように金属業界は大きなCO2排出源であり、また、製造業の基盤となる重要な産業であることから、業界全体で脱炭素化が求められています。

このような背景のもと、SUN METALONは、独自の金属加熱技術により、金属業界の脱炭素化と、効率的な循環型サプライチェーンの実現に貢献しています。

この独自の金属加熱技術は、微少な切削屑やスクラップを高効率な手法で加熱し、不純物などを分離・除去することが可能です。この技術を用いた金属リサイクルにより、金属加工プロセスで生じた廃金属を資源として蘇らせることで、循環型サプライチェーンを実現します。

企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーが見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB CO2 CO2排出量 SUN METALON カーボンニュートラル サプライチェーン リサイクル 二酸化炭素 低コスト 削減 効率 循環 株式会社 業界 温室効果ガス 米国 脱炭素化 製造 製造業 資金調達 金属 金属リサイクル 金属加工 鋼鉄
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

食事・運動・体重管理アプリケーション「カロミル」を提供する「ライフログテクノロジー」と「ハウス食品グループ本社」が資本業務提携
2023年3月29日、ライフログテクノロジー株式会社は、ハウス食品グループ本社株式会社と、資本業務提携を締結したことを発表しました。 ライフログテクノロジーは、食事・運動・体重管理アプリケーション「カ…
製造業向け生産管理クラウド「SmartF」を提供する「ネクスタ」が2.2億円調達
2025年3月21日、株式会社ネクスタは、デットファイナンスにより、合計2億2000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ネクスタは、製造業向け生産管理クラウド「SmartF」を開発・提供して…
「クレプシードラ」と「東急」がAR空間音響アプリ「imAR」を共同開発・提供開始
2023年7月25日、クレプシードラ株式会社は、東急株式会社と、AR空間音響アプリ「imAR(イマー)」を共同開発し、提供を開始したことを発表しました。 「imAR」は、クレプシードラの音響技術「Re…
VISAカードとアプリを活用したポイント型福利厚生プラットフォームを提供する「miive」が4.5億円調達
2024年11月12日、株式会社miiveは、総額約4億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 miiveは、VISAカードとアプリを活用したポイント型の福利厚生プラットフォーム「mii…
専門医による遠隔集中治療ソリューション開発の「T-ICU」が1.53億円調達
2019年10月15日、株式会社T-ICUは、総額1億5,257万円の資金調達を実施したことを発表しました。 専門医による遠隔集中治療ソリューションを開発・提供しています。 遠隔地から集中治療医や専門…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集