【東京都】「観光事業者のデジタル化促進事業補助金」

subsidy

公益財団法人東京観光財団は、「観光事業者のデジタル化促進事業補助金」の公募について発表しました。

都内の中小企業の観光事業者のデジタル化やDXを支援することにより、事業の生産性向上や新サービス・商品の開発等を促進し、都内の観光産業の活性化を行うとともに、旅行者の利便性を向上させるスマート観光の実現を図ることを目的とした取組を支援しています。

対象事業者

・中小企業者(会社および個人事業者)
・ 東京都内で、旅行者向にサービス・商品を販売・提供する事業を営む(予定を含む)観光事業者で次のいずれかに該当する者
 ・宿泊事業者
 ・飲食事業者
 ・小売事業者
 ・旅行事業者
 ・その他(東京都内において、旅行者に対して直接サービス開発・提供や商品開発・製造・販売などを行っている者として、公益財団法人東京観光財団理事長が認める者)

支援内容

(1)経費の補助
都内の中小企業の観光事業者(これから観光事業を営む予定の者を含む)が、デジタル技術を活用し新たに実施する自社の生産性向上の取組や新サービス・商品開発等の取組が補助対象事業となります。

(2)経営アドバイザーによる支援(任意)
補助対象となった取組を進めるにあたり、中小企業診断士がアドバイスを行います。1回あたり60~90分、最大10回まで無料で利用可能です。
1. 補助対象事業のブラッシュアップ
事業性の観点から、事業計画の課題と方向性を提示し、具体性の高い事業計 画に向けた助言を行います。
2. 補助対象事業の実行支援
アドバイザーが補助事業の進行管理とともに、進捗状況に応じて、デジタル化・DXに関する助言等を行います。

補助率・補助限度額

(1)補助率
・賃金引上げ計画を掲げず申請(或いは計画が達成されない場合):補助対象経費の3分の2以内
・賃金引上げ計画を掲げ申請し、計画が達成された場合:補助対象経費の4分の3以内
(2)補助限度額:3,000万円
(3)補助下限額:100万円

公募期間

2024年4月19日(金)~2024年6月14日(金)


観光庁の発表によると、2019年の日本国内での旅行消費額は、日本人・訪日外国人の合計で27.9兆円となりました。

このように観光業は巨大市場であり、コロナ禍が落ち着いた現在は、2019年と同程度、あるいはそれを上回るペースの訪日観光客が訪れており、今後のさらなる成長が期待されています。

一方、こうした急激な事業の成長についていけていない観光事業者も多く存在しています。たとえば、観光業ではホスピタリティが重要な要素のひとつですが、急速に増える顧客と、訪日観光客への多言語対応によってリソースが消費され、事業者が求める水準のホスピタリティを提供できないといった課題も生まれています。

こうした課題に対処するには人員の拡充が考えられますが、日本は少子高齢化によってさまざまな業界で人手不足にあり、観光業はとくに人手不足が深刻化していることから、人員拡充以外の方法で対処する必要があります。

このような状況下で注目されているのが、テクノロジーの活用、つまりデジタル化です。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ デジタル化 公益財団法人 東京観光財団 東京都 補助金 観光 観光事業者のデジタル化促進事業補助金
詳細はこちら

観光事業者のデジタル化促進事業補助金

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ14選の制度
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ITコンサルティング会社「グラビス・アーキテクツ」が「道銀SDGs私募債」2億円を発行
2022年8月31日、グラビス・アーキテクツ株式会社は、株式会社北海道銀行を引受先とする「道銀SDGs私募債」2億円を発行したことを発表しました。 グラビス・アーキテクツは、公共公益機関と中堅中小の製…
「IT導入補助金2023」終了に伴う事業スケジュールが更新 補助金申請最終締切は2024年1月29日
「IT導入補助金2023」終了に伴う事業スケジュールの更新についてのご案内です。 「IT導入補助金2023」の交付申請、IT導入支援事業者・ITツール登録の最終締め切り日が決定されました。 締切以降は…
AIを活用した観光分野向け顧客対応プラットフォーム「talkappi」提供の「アクティバリューズ」が1.5億円調達
2021年12月20日、株式会社アクティバリューズは、1億5,620万円の資金調達を実施したことを発表しました。 観光分野向け顧客対応プラットフォーム「talkappi(トーカッピ)」を開発・提供して…
「IT導入補助金2023」の「通常枠(A類型・B類型):5次締切」「セキュリティ対策推進枠:5次締切」「デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型):7次締切」補助事業者が採択
2023年10月12日、「IT導入補助金2023」の「通常枠(A類型・B類型):5次締切」「セキュリティ対策推進枠:5次締切」「デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型):7次締切」の補助事業者を…
【東京都】「江戸情緒あふれる景観創出事業」補助金
東京都は、「江戸情緒あふれる景観創出事業」の公募について発表しました。 国内外の旅行者のさらなる誘致に向け、江戸の風情を感じられる街並みを創出するとともに、江戸の文化や伝統を活用したコンテンツの磨き上…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集