注目のスタートアップ

ドローンなどのロボティクス技術により社会インフラ領域のDXを支援する「センシンロボティクス」が22.5億円調達

company

2023年11月1日、株式会社センシンロボティクスは、総額約22億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

センシンロボティクスは、社会/産業インフラの設備点検、災害被害状況把握などの防災・減災対応、警備・監視といった業務を中心に、ドローンなどのロボティクス技術を使った業務プロセス改革の支援サービスとプロダクトをワンストップで提供しています。

今回の資金調達により、さらなる事業拡大のためのサービス開発投資を行います。


国内の社会的な生活を支えているインフラ設備は、高度経済成長期である1960年代に整備されたものが多数あり、これらは利用が開始されてからすでに50年〜60年ほどが経過しています。

これらの老朽化したインフラは、予算不足によって必要な補修などが実施されておらず、非常に危険な状態にあるものも多くあります。

さらにインフラ業界は深刻な人手不足に陥っており、定期的な点検さえも満足に行えていないという課題を抱えています。

こうしたインフラの老朽化と点検の不十分さが重なり、悲惨な死亡事故も発生しています。

今後さらに危険な状態にあるインフラ設備が増えていくことが見込まれます。そして、近年は大規模な自然災害が頻発していることから、老朽化したインフラと合わさり、大きな被害がもたらされるリスクが指摘されています。

これらの課題を解決するには、テクノロジーを最大限に活用し、点検・補修といった業務を効率化・省人化・自動化することが重要です。

株式会社センシンロボティクスのコメント

このニュースを受けまして、株式会社センシンロボティクスよりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

事業拡大のためのサービス開発投資を行います。

・今後の展望を教えてください。

産業・社会インフラを担う事業会社と共に、業務の自動化・効率化を加速させてまいります。

・読者へのメッセージをお願いします。

私たちは、デジタルプラットフォームとロボティクスを利用してプラント設備の信頼性の高い検査を可能にし、ビッグデータと分析を活用して異常をより迅速に認識して対処し、最終的には信頼性を高め、生産性を向上させることを目指してまいります。

プロダクトの開発には多くの資金が必要となります。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、融資だけではなく、ベンチャー・キャピタルから出資を受ける方法や、クラウドファンディングを成功させる方法など、資金調達に関するノウハウを紹介しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB DX インフラ センシンロボティクス テクノロジー デジタル化 ドローン ロボティクス 対応 技術 改革 株式会社 減災 災害 点検 産業 監視 社会 設備 警備 資金調達 防災
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

【東京】「中小企業デジタルツール導入促進支援事業」助成金
公益財団法人東京都中小企業振興公社は、令和5年度「中小企業デジタルツール導入促進支援事業」について発表しました。 概要 対象:都内中小企業者等(会社・個人事業主・中小企業団体) 支援内容:都内中小企業…
失語症治療の医療機器を開発する「Ghoonuts」が資金調達
2022年12月22日、Ghoonuts株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 Ghoonutsは、脳を外側から微弱な電気で刺激する経頭蓋電気刺激技術をコア技術に、人間の日常の作業パフォー…
グループ企業を通じ金融サービスや金融メディアを展開する「モニクル」が13億円調達
2023年9月6日、株式会社モニクルは、総額約13億円の資金調達を実施したことを発表しました。 モニクルは、2013年に設立した株式会社ナビゲータープラットフォームと、2018年に設立した株式会社On…
「ネットのエース」がインターネット契約の総合窓口「ネットのミカタ。」をリリース
2020年11月24日、株式会社ALL CONNECTは、グループ会社の株式会社ネットのエースが、「ネットのミカタ。」の提供を11月24日(火)から開始したことを発表しました。 「ネットのミカタ。」は…
組み込み型のものづくりサービス「Printio」を展開する「OpenFactory」が8,000万円調達
2023年3月22日、株式会社OpenFactoryは、総額8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 OpenFactoryは、組み込み型のものづくりサービス「Printio(プリンティ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集