「小規模事業者持続化補助金」 第11回受付締切分の採択者が発表

tips

令和元年度補正予算・令和3年度補正予算「小規模事業者持続化補助金」について、第11回受付締切分(2023年2月20日公募締切分)の採択者が発表されました。

「小規模事業者持続化補助金」は、小規模事業者等が経営計画を自ら策定し、商工会・商工会議所の支援を受けながら取り組む販路開拓を支援する補助金です。

中小企業向けの補助金として通年での公募(複数回の締切あり)であり、申請期間の短い補助金よりも申請のチャンスが多くなっています。

今回、「一般型:商工会議所地区分(11次締切分)」と、「一般型:商工会地区分(11次締切分)」に採択された補助事業者が発表されました。

採択事業者は一覧で公表されているため、どのような事業者が採択されているのか確認し、次回の申請に活用することができます。

なお、第12回の応募期間は、2023年3月10日(金)~6月1日(木)です。

「補助上限」
50~200万円。
さらに、免税事業者から適格請求書発行事業者に転換する場合(インボイス制度に対応する場合)、一律50万円の補助上限上乗せを行います。
これにより最大補助上限は250万円となります。

「補助率」
2/3(賃金引上げに取り組む事業者のうち、赤字事業者は3/4)。

「補助対象」
店舗改装、広告掲載、展示会出展費用など。


「小規模事業者持続化補助金」は、多様な支援枠が用意されており、小規模事業者にとって使い勝手の良い補助金となっています。

通常枠では販路開拓において上限50万円の支援が受けられます。さらに、「賃金引き上げ枠」、「卒業枠」、「後継者支援枠」(アトツギ甲子園のファイナリストなど)、「創業枠」では上限200万円の支援が受けられるほか、「インボイス枠」ではインボイス発行事業者として登録することで、50万円の追加支援が受けられます。

今後、小規模事業者はインボイス制度の導入など制度の変更や物価上昇に対処しなければなりません。さらに、コロナ禍によって経営が打撃を受けているため、販路開拓によって売上を伸ばすことが重要です。

そのため「小規模事業者持続化補助金」の戦略的な活用が重要です。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。また、日々更新される補助金・助成金の情報を、それぞれ最適化してメールでお知らせをする「補助金AI」をリリースしました。こちらもご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ 助成金 商工会 商工会議所 小規模事業者持続化補助金 採択者 発表 補助金 販路開拓
詳細はこちら

採択者一覧(第11回受付締切分) ※2023年2月20日公募締切分

関連記事はこちら

第12回「小規模事業者持続化補助金」

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

【最大300万円】外国出願の権利化に要する費用を補助「外国出願・審査請求・中間応答支援(海外権利化支援事業)」
特許庁は「外国出願・審査請求・中間応答支援(海外権利化支援事業)」について発表しました。 国での特許、実用新案、意匠または商標の出願・権利化を予定している中小企業、中小スタートアップ企業、小規模企業、…
【東京】「中小企業等による感染症対策助成事業」 2022年4月からリニューアル
東京都中小企業振興公社は、令和4年「中小企業等による感染症対策助成事業」について発表しました。 中小企業が感染防止対策として各業界団体の感染症防止ガイドライン等に沿った取組みを行う場合に助成金を交付し…
【最大30万円支援】学生起業家向け助成金「AIBC学生起業支援助成金制度」【3/1開始】
株式会社メサイアは、「AIBC学生起業支援助成金制度」を2025年3月1日から開始しました。 この制度は、企業を目指す高校生・大学生を対象に、ビジネススキルを学び、実践的な起業準備を進めるための支援を…
【5/8締切】「産地連携推進緊急対策事業」国産原材料の取扱量増加を目指す取組を支援【最大2億円支援】
農林水産省補助事業「産地連携推進緊急対策事業」のご案内です。 食品原材料の調達リスクを抱える食品製造事業者等に対し、産地支援や産地連携によって国産原材料の取扱量増加を目指す取組を行うことを支援し、食品…
【5/30締切予定】「省力化投資補助金(一般型)」第2回公募要領が公開
「省力化投資補助金(一般型)」の第2回公募要領が公開されました。 中小企業省力化投資補助金「一般型」は、業務プロセスの自動化・高度化やロボット生産プロセスの改善、デジタルトランスフォーメーション(DX…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集