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2022年12月9日衛星データ解析技術の開発・提供やデータ解析コンテストの運営を手掛ける「Solafune」が2億円調達

2022年12月9日、株式会社Solafuneは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。
Solafuneは、衛星データ解析技術の開発・提供や、競技形式の衛星データ解析プラットフォーム「Solafune」の運営を行っています。
これまでに各領域の大手企業や行政向けに技術提供を行っています。
今回の資金は、グローバルでの技術者・事業開発人材の採用強化に充当します。
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小型衛星の開発進展により衛星打ち上げのコストが下がり、スタートアップなど民間企業の宇宙ビジネスへの参入が進んでいます。
世界の宇宙ビジネスの市場規模はとても大きく、2021年は約43兆円となっています。さらに2030年には70兆円、2040年には最大で300兆円にまで成長すると予測されています。
宇宙ビジネス市場において大きな割合を占めているのが衛星サービス領域です。衛星サービスとは、衛星の打ち上げや衛星から得られたデータを活用するサービスのことです。
経済産業省の「宇宙開発を巡る産業の動向について」によると、世界の人工衛星の打ち上げ数は、2011年は129機だったものが、2021年には1,809機と大幅に増加しています。
打ち上げられた衛星から得られる衛星データは、森林環境の把握、農業における農地の把握、土木工事における地殻変動の把握、都市解析、災害状況、インフラの監視、養殖場の監視、漁場予測など、さまざまな領域で活用されています。
衛星データは、海洋や広大な農地などネットワーク接続環境が構築できない場所においても、スピーディに広範なデータを取得できるという特徴があります。
衛星データは、データを取得する方式などによって得られるデータが異なります。衛星データ活用のためには、目的に応じたデータの選定・分析のための専門的な技術や知識を必要とします。
各種活用事例に応じた解析技術の研究開発のニーズが高まっており、Solafuneはこの領域において技術開発・提供と、データ解析コンテストの開催により、オープンな形式による技術開発を推進しています。
ビジネスの大きな成長のためには戦略的な資金調達が必要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるための方法など、資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。
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