注目のスタートアップ

ハンズフリーフィジカルナビを開発する「LOOVIC」が3,100万円調達

company

2022年10月6日、LOOVIC株式会社は、総額3,100万円の資金調達を実施したことを発表しました。

LOOVICは、空間認知を苦手とする人向けに、景色を見て歩くナビデバイス/システム「LOOVIC」を開発しています。

地図アプリに行き先を設定することで、首に下げたIoTデバイスの振動と骨伝導を用いた音声技術により、行き先をナビゲートするシステムです。

また、道のナビゲーションだけでなく、ユーザーそれぞれが気になる場所(ランドマーク)を空間上に録音・配置し、再びその場所を歩いた際に再生され、迷わないようにする技術も搭載しています。

今回の資金は、「LOOVIC」の製品化の加速に充当します。

視力に障害はないものの、物を判断したり見つけたりする能力が障害される視空間認知障害という症状があります。

視空間認知障害は、アルツハイマー型認知症に良く見られる症状です。

認知症では道に迷うという症状が出ますが、これは視空間認知が低下していることが理由です。

視空間認知が低下すると、自分と現実空間との位置関係がわからなくなってしまいます。物・空間を覚えることが難しく、さらに忘れやすいという特徴があります。

また、地図を読むのが難しい人、よく道に迷ってしまう人というのは多く、空間認知の程度はグラデーションがあります。

このような空間認知を苦手とする人が道に迷わないようにするためには、集中して周囲を確認し、情報を取得し整理する必要があります。

また、地図を見ても自分の位置と地図を対応させることが難しいため、地図アプリのナビゲーションも役に立たない傾向にあります。

そのため、空間認知を苦手とする人が安全に道を歩くには、案内をしてくれる第三者が必要でした。

LOOVICはこの課題を解決するため、空間認知を苦手とする人向けのナビゲーションデバイス/システム「LOOVIC」を開発しています。

研究開発型のビジネスでは資金調達が非常に重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ IoTデバイス LOOVIC デバイス ナビゲーション ハンズフリーフィジカルナビ 地図アプリ 株式会社 空間 視空間認知障害 認知 資金調達 音声
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

物流業界におけるラスト・ワン・マイルのDXを目指す「207」が物流事業者向けSaaS「TODOCUクラウド」をリリース
2020年12月21日、207株式会社は、「TODOCUクラウド」の提供を開始することを発表しました。 「TODOCUクラウド」は、配送業務における管理業務を効率化する管理システムです。 207が提供…
パフォーミングアバターをARで撮影できるスマートフォンアプリ「MEWVER」β版がリリース
2022年12月1日、M Entertainment Works株式会社は、「MEWVER(ミューバー)」β版を一般公開したことを発表しました。 「MEWVER」は、パフォーミングアバターをARで撮影…
心疾患による突然死を防ぐ超聴診器を開発する「AMI」が4.9億円調達
2020年4月10日、AMI株式会社は、総額4億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 疾患に繋がる心雑音のみを自動的に検出することを可能とした聴診器「超聴診器(心疾患診断アシスト機能…
コミュニティ運営を円滑にするスマホ・アプリ展開の「KOU」が資金調達
2019年5月8日、株式会社KOUが、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社アカツキです。 また、社外取締役としてアカツキの代表取締役CEOである塩田元規氏が参画したことを併せて発…
法人向けオンラインキャリアカウンセリングプラットフォーム運営の「Kakedas」が資金調達
2022年3月25日、株式会社Kakedasは、資金調達を実施したことを発表しました。 Kakedasは、法人向けオンラインキャリアカウンセリングプラットフォーム「Kakedas(カケダス)」を運営し…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集