注目のスタートアップ

ロボット・AIに関する教育事業や食品工場向けロボット事業などを展開する「アールティ」が資金調達

company

2022年9月30日、株式会社アールティは、資金調達を実施したことを発表しました。

ロボット・AIに関する教育事業や、食品工場向けロボット事業、ロボット・AIの自社開発、受託開発事業などを展開しています。

ロボット・AIに関する教育事業では、教育学習や研究開発に活用できるオリジナルロボットの開発・提供を行っています。

食品工場向けロボット事業では、食品の盛りつけを担う小柄な成人サイズの双腕人型ロボット「Foodly(フードリー)」を開発・生産・提供しています。

独自AIにより、ばら積みされた食材を認識し、それをピッキングして弁当箱・トレイに盛りつけることが可能です。

さらに、人と同じベルトコンベアラインで隣り合って作業ができる安全性も確保しています。

今回の資金は、「Foodly」の量産化に向けた開発・製造・保守メンテナンス体制の構築、.各種要素技術と人材育成のためのハードウェア/ソフトウェア研究開発の強化、採用強化に充当します。

人手不足にある製造業や物流倉庫などでは、省人化・自動化を実現する自律ロボットの実装にむけた取り組みが進んでいます。

自律ロボットとはAIを搭載することにより、人が操作をすることなく自分で判断して作業を行うロボットのことです。

製造業・物流では、形・大きさ・素材などが一定でないものをピッキングすることもありますが、従来のロボットでは事前に設定した動きしかできなかったため、柔軟なピッキングが困難でした。

自律ロボットはこの課題を解決できるため、さまざまな現場での導入が可能です。

将来的には、製造・物流におけるさまざまなプロセスで自律ロボットの導入・実装が進み、製造・生産における大部分が自動化されると考えられています。

現在は自律ロボット活用の第一歩として、対象物のピッキングや移動において取り組みが進められています。

ロボットは人間の手とは異なり、柔らかいもの、脆いものを掴むことが難しいのですが、アールティは食品という不定形かつ柔らかいものを取り扱う技術において強みを持っています。

革新的なプロダクトの開発には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI Foodly アールティ フード フードリー ロボット ロボティクス 人型ロボット 受託開発 工場 教育 株式会社 研究開発 資金調達 食品
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

金融データプラットフォーム「Moneytree LINK」など提供の「マネーツリー」が26億円調達
2021年5月11日、マネーツリー株式会社は、総額26億円の資金調達を実施したことを発表しました。 金融データを包括的に提供するプラットフォーム「Moneytree LINK」や、家計管理アプリ「Mo…
BIツール「ACROVE FORCE」を軸としたECプラットフォーム事業を展開する「ACROVE」が5億円超調達
2022年6月20日、株式会社ACROVEは、総額5億円超の資金調達を実施したことを発表しました。 ACROVEは、独自のBIツール「ACROVE FORCE」を軸としたECプラットフォーム事業を展開…
位置情報データの活用を可能にするクラウドサービスなどを提供する「クロスロケーションズ」が3.8億円調達
2022年8月4日、クロスロケーションズ株式会社は、総額3億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 クロスロケーションズは、独自開発の位置情報ビッグデータ解析エンジン「Location…
絹タンパク素材とそれを用いたプロダクトを開発・提供する「ながすな繭」が7,500万円調達
2023年2月8日、ながすな繭株式会社は、総額7,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ながすな繭は、絹織物をはじめとする伝統的なシルク産業の加工技術に、粉砕加工や微細加工などの技術を組…
定額制の全国住み放題・多拠点コリビング・サービス運営の「アドレス」が資金調達
2020年8月6日、株式会社アドレスは、資金調達を実施したことを発表しました。 定額制の全国住み放題・多拠点コリビング・サービス「ADDress(アドレス)」を展開しています。 “住居”を自由にするだ…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集