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「TMIK」が8,000万円調達 AIによってオリジナルの楽曲を無限に生成するサービス「FIMMIGRM」をローンチ

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2022年8月1日、株式会社TMIKは、総額8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

また、AIを活用した楽曲作成サービス「FIMMIGRM(フィミグラム)」をリリースしたことも併せて発表しています。

「FIMMIGRM」は、ヒットソングの特徴を大量に学習し、抽出された特徴にランダムなベクトルを加えることで、まったく新しいパターンのメロディやコード進行を無限に生成するサービスです。

既存のAI作曲サービスでは難しい、メロディ(主旋律)そのものを自動で生成することを最大の特徴としています。

利用方法は、大量生成されたライセンスフリーの楽曲群からジャンルを選んで好みの楽曲を見つける方法、ユーザーが作曲した曲のデータ(MIDIデータ)を入力することで新たな別の楽曲をリアルタイムで生成する方法、AIが作曲した楽曲をベースにプロのコンポーザーによるアレンジを加えた楽曲を選択する方法の3パターンがあります。

音楽はメロディ・コード進行・リズムの3つの要素で構成されています。

もちろん音色を決める楽器の選択や、それぞれの楽器のバランス、音を加工するエフェクトなどの複雑な要素はありますが、これらはいわゆる編曲の領域となります。

作曲は、突き詰めれば音・リズムの配置です。そのため大量の楽曲をAIに機械学習させることで、AIによる作曲が実現されるのです。

こうしたAI作曲サービスによって生成された音楽は、動画のBGMや作曲のアイデアとして利用することができます。

とくに動画での利用については、多くの動画クリエイターが作曲スキルを持っていないことからニーズが高く、今後さらに成長していくと考えられています。

また、特徴を持った楽曲(モーツァルト風、ビートルズ風など)についても、これらの楽曲を大量に学習させることで、特徴を再現した音楽を生成することに成功しています。

TMIKの「FIMMIGRM」は、高品質なメロディを生成できることを特徴としており、プロによる編曲(アレンジ)によってさらに高品質な楽曲となります。どのように活用されていくのか注目が必要です。

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カテゴリ 有望企業
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