注目のスタートアップ

在宅医療・介護の収益改善プラットフォーム「ZEST」を展開する「ゼスト」が1億円調達

company

2025年1月29日、株式会社ゼストは、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

今回の資金調達により、累計調達額は16億円となります。

ゼストは、在宅医療・介護の収益改善プラットフォーム「ZEST」を展開しています。

AIを搭載した訪問スケジュール作成クラウド「ZEST SCHEDULE」や、現場スタッフが快適に働くための「ZEST HUB」、事業所の経営・運営状況を可視化するダッシュボード「ZEST BOARD」、多職種連携をサポートする「ZEST MEET」などを提供しています。

今回の資金は、「ZEST」におけるAIによる訪問スケジュール自動作成機能の高度化、AI基盤を活用した新たな収益化ソリューションの開発、他社ツールとの連携システム構築、開発を加速させるための人材採用に充当します。


訪問看護や訪問介護におけるスケジュール管理は、限られた人的リソースを有効に活用するうえで非常に重要です。しかしながら、訪問先の要望や、スタッフのスキル、時間的な制約を考慮しながら最適なルートを組む必要があるため、スケジュール作成には多大な労力がかかるという課題を抱えています。また、一般的な訪問看護・介護におけるスケジュール作成・管理は特定の人材のスキルに依存しており、属人化の課題も抱えています。

高齢化の進展に伴い、訪問看護・介護の需要は今後ますます増加すると予測されています。そのため、業務の効率化や自動化を進めることで、より多くの利用者に質の高いサービスを提供することが求められています。

また、医療・介護の分野では、地域医療連携の推進も重要な課題です。現在、大病院への患者集中が続いており、救急対応や高度な治療が必要な患者への対応が難しくなっています。一方で、地域の医療機関が持つリソースは十分に活用されていない状況です。この課題を解決するには、各医療機関が役割を明確にし、連携を強化することが不可欠です。

在宅医療・介護事業所にとって、利用者を獲得するためには、ケアマネジャーや医療ソーシャルワーカーなど地域の連携先へのアプローチが必要になります。したがって、効果的な営業活動を支援する仕組みが求められています。

ゼストは、在宅医療・介護事業所が抱える課題に対応するため、収益改善プラットフォーム「ZEST」を通じ、さまざまなソリューションを提供しています。

さまざまな業界でデジタル化などにより業務効率化が進んでいます。創業期は予算の問題から大規模なシステム導入は難しいかもしれませんが、負担の大きな部分をデジタル化することでかなりの負担軽減が可能です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

また、抜本的なシステム導入には資金調達も重要です。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウについて詳しく開設しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI BtoB ZEST ZEST BOARD ZEST HUB ZEST RRM ZEST SCHEDULE クラウド スケジュール ゼスト プラットフォーム 介護 在宅介護 在宅医療 地域医療連携 株式会社 自動作成 訪問 訪問スケジュール 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【初心者向け】事業計画書の書き方18ステップ|起業・融資対応テンプレート付
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

あらゆる社員教育をひとつのeラーニングで実現する「SAMURAI YOSHINA」がリリース
2023年6月27日、株式会社SAMURAIは、新サービス「SAMURAI YOSHINA」をリリースしたことを発表しました。 「SAMURAI YOSHINA」は、オンボーディング、OJT、集団研修…
マンガ投稿プラットフォーム「comilio」を手がける「ユーツーテック」が1500万円調達
2024年8月19日、株式会社ユーツーテックは、総額1500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ユーツーテックは、マンガ投稿プラットフォーム「comilio」を開発しています。 誰でも簡単に…
中国市場向け日本酒販売事業を展開する「Sake RD」が1.2億円調達
2022年10月5日、株式会社Sake RDは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Sake RDは、中国市場での日本酒販売・消費体験向上のため、2022年4月末に創業した…
「H.I.S. Impact Finance」が「あおぞら銀行」と上限50億円の融資コミットメント契約を締結
2020年1月7日、​H.I.S. Impact Finance株式会社は、株式会社あおぞら銀行と、50億円を上限とする融資コミットメントライン契約を締結したことを発表しました。 H.I.S. Imp…
専門医による遠隔集中治療ソリューション開発の「T-ICU」が1.38億円調達
2019年7月31日、株式会社T-ICUは、総額1億3,800万円の資金調達を実施したことを発表しました。 専門医による遠隔集中治療ソリューションを開発・提供しています。 遠隔地から集中治療医や専門医…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集