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2022年7月20日自動運転技術を開発する「ティアフォー」がGI基金採択・資金調達 400億円規模の開発を推進
2022年7月19日、株式会社ティアフォーは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の「グリーンイノベーション基金事業(GI基金)」の自動運転ソフトウェアに関する研究開発項目に採択されたことを発表しました。
GI基金の事業規模は2022年度から2030年度までの9年間で254億円を予定しています。
また、121億円の資金調達を実施したことも併せて発表しています。
⾃動運転を設計する上で必要なすべての機能を搭載するオープンソースの⾃動運転OS「Autoware」の開発を主導しています。
今後、GI基金を活用し、現行技術比で100倍以上の電力効率を達成可能とする自動運転ソフトウェアの開発を推進していきます。
また今回の資金は、自動運転機能のリファレンスデザインに立脚したプラットフォーム事業のさらなる加速に充当します。
自動運転機能におけるリファレンスデザインとは、施設内物流・限定地域交通分野の顧客(車両製造者・運行事業者)が参照できる自動運転システムの設計のことです。
共通プラットフォーム上で各リファレンスデザインを必要に応じて拡張し、顧客の要求に合った自動運転システムを顧客とともに共同開発しています。
今後各社との連携により以下の施策を重点的に進めていきます。
・SOMPOホールディングス株式会社との協業による保険・リスクアセスメント・サポートセンターを包括したアフターサービスパッケージの提供と、安心・安全な自動運転サービスに資するデータ分析基盤の開発
・ヤマハ発動機株式会社との協業による施設内物流向けの専用小型EVの増産と、国内外での本格的な商用サービスの展開
・株式会社ブリヂストンとの協業による車両走行性能の試験・解析
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主に自動車の自動運転を実現する自動運転技術は、AI技術の発展に伴い研究開発が加速しています。
自動運転は、交通事故の大幅な減少、輸送における人件費の削減、交通の効率化と渋滞の緩和、人びとの移動の革新などを実現します。さまざまな課題を一挙に解決してくれるため、すこしでも早い社会実装に向けて開発が進められています。
自動運転は、運転をどこまで自動化するかによって0~5の6段階にレベルがわけられており、すでに2020年4月の改正道路交通法の施行によって、高速道路などの特定環境下での自動運転(自動運転レベル3)が認められています。
レベル3はシステムが警報を鳴らした場合にはドライバーがすぐに運転を代わることができる状態にならないといけないのですが、これがレベル4になるとドライバーは運転席に座る必要がなくなります。緊急時の対応もシステムが行うことになるため、無人での運行が可能となります。
ティアフォーは、自動運転の民主化のため自動運転のオープンソースソフトウェア「Autoware」の開発を主導しています。
「Autoware」はすでに実機への搭載も進んでおり、東京オリンピックの選手村で移動車両として利用されたトヨタの自動運転バス「e-Palette」にも採用されています。
最新技術の開発には、潤沢な資金が必要となります。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるための方法など、資金調達に関するノウハウを解説しています。
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