「Gaudiy」と「BALCOLONY.」がクリエイターのための新会社「C4C Labs」を設立

tips

2022年6月8日、株式会社Gaudiyと、有限会社BALCOLONY.は、株式会社C4C Labsを共同出資により設立することを発表しました。

Gaudiyは、ブロックチェーン技術を活用したファンプラットフォーム「Gaudiy Fanlink」を提供しています。

エンターテインメントコンテンツごとにファンコミュニティを構築し、ブロックチェーン・NFTを活用したデジタルコンテンツを提供可能にし、さらにファンの活動を統合的にスコアリングすることでファンへの還元・ファン体験の提供を実現するプラットフォームです。

BALCOLONY.は、グラフィックデザインを中心とした制作事業を展開しています。

制作実績に、映画『君の名は。』のポスター・劇場パンフレット・ロゴなどがあります。

C4C Labsは、Gaudiyのブロックチェーン技術と、BALCOLONY.のクリエイティブ力をかけ合わせ、Web3領域における制作事業や教育事業を展開することを目的に共同で設立された企業です。

制作事業では、NFTやメタバースなどのWeb3プロジェクトの制作や、Web3領域に特化したオリジナルIPの開発・提供を行います。

教育事業では、Web3領域の若手クリエイターの育成のため、美術大学やクリエイティブ系の専門学校などと連携して教育コンテンツの開発・提供を行います。

NFT(Non-Fungible Token, 非代替性トークン)とは、ブロックチェーン技術を活用することにより、デジタルデータに唯一無二の資産的価値を付与する技術や、NFT技術を利用したデジタルデータのことを意味します。

これにより、従来まではコピーや改竄が容易だったデジタルデータに価値を持たせられるため、コピーや改竄を防ぎつつデジタルコンテンツを流通させることが可能となります。

そのためブロックチェーン・NFTは、インターネットの経済圏をさらに広げるものとして、次世代のインターネットの基盤技術になると考えられています。

このブロックチェーン技術が実装されたWebの世界をWeb3と呼びます。

現在では、インターネットでデジタルデータの作品を発表しているクリエイターはマネタイズに苦労しています。

アマチュアのクリエイターが多く、ネット上には無料の作品が多くあることなどもマネタイズが難しい理由のひとつではあるのですが、もっとも大きなのが、デジタルデータであるため容易に転載されたり不正に入手・利用されてしまうことです。

Web3の世界ではこういった不正な流通を防ぎ、デジタルデータの創作物が適切な価格で販売されることで、クリエイターの地位が向上すると考えられています。

Gaudiyは、このWeb3領域において、クリエイターがより活躍できる環境を構築するために事業を展開しています。

他社との提携や協業は、収益を伸ばすだけでなく、新たなイノベーションにもつながるかもしれません。「冊子版創業手帳」では、人脈を広げる方法や、商工会議所の活用方法など、販路拡大や提携先をみつけるためのノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ トレンド
関連タグ BALCOLONY. C4C Labs Gaudiy Gaudiy Fanlink NFT Web3 グラフィック・デザイン クリエイター クリエイティブ デザイン ブロックチェーン 制作 教育 新会社 有限会社 株式会社 設立
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

トラックの自動運転システムを開発する「T2」と「三菱地所」が資本業務提携
2023年6月30日、株式会社T2は、三菱地所株式会社と資本業務提携を行うことで合意したことを発表しました。 T2は、自動運転技術を活用した次世代の物流システムの構築を目指しています。 トラックのレベ…
D2C乳幼児向けフードブランド「the kindest」展開の「MiL」が資金調達
2022年2月22日、株式会社MiLは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、兵庫県・神戸市が出資するひょうご神戸スタートアップファンドです。 乳幼児向けフードのD2Cブランド「the k…
組織内スキル可視化・人材育成SaaS「Matter」を提供する「Matilda Books」が資金調達
2025年9月25日、株式会社Matilda Booksは、資金調達を発表しました。 Matilda Booksは、組織内のスキル可視化と育成を実現するSaaS「Matter」を展開しています。 対話…
酒粕などの未活用素材を用いてエシカルジンの蒸留・販売を行う「エシカル・スピリッツ」が資金調達
2024年9月17日、エシカル・スピリッツ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 エシカル・スピリッツは、酒粕やカカオの皮などの未活用素材を用い、エシカルジンの蒸留・販売を行っています。 …
企業専属のAIモデル・AIタレントを生成しブランドやプロモーションを支援する「AI model」が資金調達
2024年2月14日、AI model株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 AI modelは、各企業専属のAIモデル・AIタレントを生成し、ブランディングやプロモーションの最適化などを…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集