注目のスタートアップ

AI映像対話システム「Talk With」開発・提供の「シルバコンパス」が1億円調達

company

2022年5月31日、株式会社シルバコンパスは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

シルバコンパスは、AI映像対話システム「Talk With」を開発・提供しています。

AIと映像を組み合わせ、自然な対話体験を提供できるシステムです。対話をメインとする対人業務支援や、エンターテインメント領域での企画・開発・販売を行っています。

また、シルバコンパスはほかに、調剤薬局のピッキング作業を支援するシステム「PickingCompass(ピッキングコンパス)」を提供しています。

今回の資金は、「Talk With」の開発と、「Talk With」を活用したBtoCビジネスのサービスの開始に充当します。

私たちが自然に行っている会話(対話・コミュニケーション)は、実際のところ非常に複雑な構造をしています。

言語は、哲学など人文学からのアプローチや、脳・計算機の働きとして言語を捉えようとするアプローチなど、様々な視点で研究されていますが、いまだ判明していない部分も数多くあります。

そして人間の言語活動は意識と密接な関係があるとされます。そのため、コンピューターなどの人工物が自在に言語を操るためには、意識が必要なのではないかという考えもあります。

たしかにAIを活用したチャットボットは言葉を話します。近年はAI技術が発展してきたため、人間の問いかけに高い精度で答えることもできます。しかしそれは膨大なパターンの会話を学習しているからです。もし想定外の質問がきた場合、チャットボットは人間のように返答することはできません。このように、現在でもAIが自然な会話を行うのは困難なこととなっているのです。

シルバコンパスの「Talk With」は詳細が明らかになっていませんが、自然な対話を再現したAIシステムです。今後様々な企業と連携しサービスやコンテンツを広げていくとしているため、どのようなプロダクトなのか、そしてどのように展開されるのか注目が必要です。

事業の拡大には資金調達が重要です。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受ける方法など、創業期の資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI Talk With エンターテインメント システム シルバコンパス 対話 映像 株式会社 業務支援 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

韓国発ゴルフウェアのコミュニティ型EC「SOMUA CLUB」がリリース
2022年3月7日、株式会社ICBREAKは、「SOMUA CLUB(ソムアクラブ)」を正式リリースしたことを発表しました。 「SOMUA CLUB」は、韓国ゴルフウェアのコミュニティ型ECです。 コ…
データカタログSaaS開発の「Quollio Technologies」が5,000万円調達
2022年1月11日、株式会社Quollio Technologiesは、5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 データカタログSaaSの開発を行っています。 既存のデータサービスに対…
3Dアバターを活用したカスタマイズ絵本を提供する「えほんインク」が8,600万円調達
2022年9月28日、えほんインク株式会社は、総額8,600万円の資金調達を実施したことを発表しました。 えほんインクは、3Dアバターを活用したカスタマイズ絵本をプレゼントできるサービスなど、オリジナ…
オンラインファクタリングサービス「ペイトナー ファクタリング」を提供する「ペイトナー」が資金調達
2022年8月15日、ペイトナー株式会社は、SDFキャピタル株式会社が設立した日本初のスタートアップ向け独立系デットファンド「スタートアップ・デットファンド1号投資事業有限責任組合」の投資先第1号とし…
再エネ100%×地産地消の電力サービス提供の「アスエネ」が3.75億円調達
2021年4月2日、アスエネ株式会社は、総額3億7,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 再エネ100%×地産地消が特徴のクリーン電力サービス「アスエネ」を提供しています。 製造業の工場…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集