エイジングケア美容液ブランド「fracora」運営の「協和」が睡眠状態を可視化する「S’UIMIN」に出資

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2022年5月17日、株式会社協和は、株式会社S’UIMINへの出資を2022年3月より実施したことを発表しました。

協和は、健康・美容に特化したブランド「fracora(フラコラ)」を運営しています。

「fracora」では、原液美容液・スキンケア・ヘアケア・ボディケア・サプリ・美容機器などの商品を販売しています。

2021年からは、生命科学を活用した先端技術に着目した商品開発とテクノロジー(ウェアラブルデバイスなど)により、顧客の美容・健康を長期的にサポートするサブスクリプションサービス「fracoraプライム」を展開しています。

S’UIMINは、睡眠状態を高精度で可視化するサービス「InSomnograf」を提供しています。

脳波を測定できる独自のデバイスから得られたデータをクラウド上のAIで解析して睡眠状態を高精度で可視化するサービスです。

睡眠障害や睡眠障害から派生する疾患の予防や早期治療、ヘルスケアなどに活用することができます。

以前まで脳波測定は大掛かりな装置を必要としたため、そのほとんどが研究目的で行われていました。

しかし近年脳波測定装置の大幅な小型化が進み、民間による脳波測定と脳波を活用したビジネスが展開されるようになってきました。

脳波は睡眠と深い関係があり、脳波測定により睡眠の状態を可視化することができます。睡眠は人間の健康に関して大きな影響を与えているため、ヘルスケアの領域では睡眠は大きな要素として注目されています。

そして、睡眠とテクノロジーをかけ合わせた領域はスリープテックと呼ばれており、すでに大きな市場を形成しています。

また、睡眠障害は社会生活に大きな影響を与えます。米国のシンクタンクであるランド研究所の調査(2016年11月発表)によると、睡眠障害による日本の経済的損失は約15兆円(GDPの2.92%)と巨額にのぼります。

そのため睡眠障害は社会課題のひとつであるとの見方もできます。ビジネス的にも大きなマーケットであり、今後の技術の発展も期待できるため注目の市場のひとつです。

研究開発型のビジネスでは豊富な資金が必要となります。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

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