産業用ドローンを開発する「ACSL」が農業支援ロボットを開発する「アイ・イート」と資本業務提携

tips

2022年5月13日、株式会社ACSLは、アイ・イート株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

ACSLは、産業用ドローンの開発・提供や、自律制御技術をコア技術とした、無人化・IoT化ソリューションを展開しています。

アイ・イートは、農業支援ロボットなど地上走行ロボットの開発・生産・販売を行う、宇都宮大学発ベンチャー企業です。自律移動技術や人追従技術を保有しています。

今回の提携により、アイ・イートが開発する地上走行ロボットに、ACSLの自立制御システムを組み込み、より付加価値の高い地上走行ロボットの実現などを目指します。

日本の農業は、少子化・後継者不足による人手不足や、高齢化による生産性の低下、中山間地区が多いことによる過酷な環境、近年の気候変動など、様々な課題を抱えています。

この課題を解決するため研究開発と活用が進むのが、農業支援ロボットです。

農業ではトラクターなどの農業機械は広く利用されていますが、みかん畑など農業機械が適用できない環境があることや、機械が高価であることが課題となっています。

農業支援ロボットは汎用的なものから特化型のものなど様々なものが開発されており、すでに多くの現場で高い効果を生んでいます。

将来的にはロボットによる自動化が実現されることで、農業の大幅な効率化・省人化が実現されると考えられています。

自律制御については、物流・製造・ドローンといった領域では研究開発が進んでいるため、今回のような提携も増加していくことでしょう。

医療や農業など、様々な社会課題が喫緊の問題として迫ってきていますが、AIなどの最新技術の台頭や、スマートフォンなどの普及により、アイデア次第で社会課題をスマートに解決できる状況となっています。「冊子版創業手帳」では、社会課題をビジネスで解決することを目指している起業家のインタビューを掲載しています。先人の思考や手法を知ることは、新たなビジネスの創造に役立つでしょう。

カテゴリ トレンド
関連タグ ACSL IoT アグリテック ドローン ロボット 株式会社 産業用ドローン 自律制御 資本業務提携 農業
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」の設立方法完全ガイド|流れ・費用・必要書類など解説

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「日立ハイテク」と「しまね信用金庫」が業務提携
2020年10月14日、株式会社日立ハイテクは、しまね信用金庫と、ビジネスマッチング契約を締結したことを発表しました。 ビジネスマッチング契約とは、金融機関が自金庫の取引先企業をビジネスパートナーとし…
飲食店向け店内モバイルオーダーやAI自動受付などにより飲食店のDXを推進する「トレタ」が20.3億円調達
2022年2月16日、株式会社トレタは、総額20億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 飲食店向け予約/顧客台帳サービス「トレタ」、自社サイト向けテイクアウト受付ツール「トレタ テイ…
BtoBセールスインテリジェンス 「Sales Marker」を開発・提供する「CrossBorder」が「Relic」と資本業務提携
2023年7月26日、CrossBorder株式会社は、株式会社Relicと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 CrossBorderは、インテントセールスを実現するBtoBセールスイン…
製造業向け技術伝承・知識共有プラットフォーム「blooplinter」などを提供する「LIGHTz」が資金調達
2024年3月26日、株式会社LIGHTzは、資金調達を実施したことを発表しました。 これによりシリーズAの資金調達が完了し、累計調達額は合計8.6億円となりました。 LIGHTzは、製造業向けのナレ…
DaaS(DevOps as a Service)プラットフォーム「PrismScaler」提供の「Definer」が6,450万円調達
2022年5月12日、株式会社Definerは、総額6,450万円の資金調達を実施したことを発表しました。 DaaS(DevOps as a Service)プラットフォーム「PrismScaler」…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集