注目のスタートアップ

再エネ・蓄電池のクラウド運用管理プラットフォーム「Tensorプラットフォーム」提供の「Tensor Energy」が7,000万円調達

company

2022年3月8日、Tensor Energy株式会社は、総額7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

再エネ開発業者と再エネ発電事業者向けの、再エネ・蓄電池のクラウド運用管理プラットフォーム「Tensorプラットフォーム」を提供しています。

FIT・FIP・その他相対契約に対応したアセットデータ管理システム、AIによる発電予測と電力取引市場の予測、オペレーションの自動化などを実現するサービスです。

2023年以降は、再エネのオペレーションの自動化、リスク管理、蓄電システム連携といった機能を順次リリースし、再エネのオーケストレーションプラットフォームへの成長を目指します。

世界中で脱炭素化の取り組みが進み、再生可能エネルギーの開発や導入が進んでいます。

日本においても総発電量に対する再生可能エネルギーの割合は年々高まっており、今後もこの流れは止まることはなく、参入する事業者も増加していくことでしょう。

また、日本の再エネにおいては、水力発電を除くと太陽光発電がもっとも大きな割合を占めており、今後も再エネにおけるメジャーな発電として利用されていくと考えられます。

一方で、再エネ発電所の運転準備や運用は非常に複雑なプロセスから成っているため、統合管理できるシステムが欠かせません。

Tensor Energyは、再エネ・蓄電池のクラウド運用管理プラットフォーム「Tensorプラットフォーム」の提供により、再エネ開発業者や再エネ発電事業者の業務を総合的にサポートすることを目指しています。

Tensor Energy株式会社のコメント

このニュースを受けまして、Tensor Energy株式会社 ファウンダー/共同代表 堀ナナ氏よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

再生可能エネルギーの発電予測、電力卸売市場の動向の予測アルゴリズムと、AIの開発のための人材採用、また組織体制の強化を目的としております。

・今後の展望を教えてください。

私達は、再エネ発電所のライフサイクルに沿って、計画、開発フェーズから発電事業者、投資家、需要家を、テクノロジーの面からサポートし、SDGsやRE100への取り組みを加速させ、100年先もその先も持続可能な、エネルギーと地域の未来に貢献して参ります。

・読者へのメッセージをお願いします。

Tensor Energyでは一緒に働く仲間を募集しています。ご興味があれば是非、弊社採用ページからお問い合わせ、ご応募ください。

企業の利益を最大化させるためには、テクノロジーの活用が重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考ください。

カテゴリ 有望企業
関連タグ オペレーション 再エネ 再生可能エネルギー 株式会社 発電 管理 蓄電池 資金調達 電力
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

13歳から19歳限定のオンライン・ラーニング・コミュニティ運営の「Inspire High」が資金調達
2020年4月16日、株式会社Inspire Highは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、引受先の1社である株式会社パルコとは資本業務提携を開始しています。 Inspire Highは、…
仮想通貨取引所など運営の「LastRoots」が1億円調達
株式会社LastRootsは、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社オウケイウェイヴです。 LastRootsは、仮想通貨取引所「c0ban取引所」や、動画広告と仮想通貨を…
次世代ドローンの研究開発型スタートアップ「エアロネクスト」が6.2億円調達
2024年11月21日、株式会社エアロネクストは、総額6億2000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 エアロネクストは、独自の機体構造設計技術「4D GRAVITY」をライセンスパッケージと…
独自開発有機培土と高機能環境制御ハウスにより高糖度ミニトマトを生産・販売する「OSMIC」が「三菱地所」と資本業務提携
2021年10月19日、株式会社OSMICは、三菱地所株式会社と資本業務提携に合意したことを発表しました。 これにより、三菱地所とOSMIC創業者を引受先とした第三者割当増資により、総額約12億5,0…
資源循環プラットフォーム「POOL」を提供する「レコテック」が資金調達
2022年11月25日、レコテック株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、三井住友信託銀行株式会社です。 レコテックは、資源循環プラットフォーム「POOL」を提供しています。 静…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集