注目のスタートアップ

モバイルバッテリーシェアリング「ChargeSPOT」運営の「INFORICH」が59億円調達

company

2021年11月18日、株式会社INFORICHは、総額59億円の資金調達を実施したことを発表しました。

モバイルバッテリーシェアリング「ChargeSPOT(チャージスポット)」を運営しています。

対応アプリでバッテリースタンドのQRコードをスキャンすることでモバイルバッテリーを借りられ、借りたスタンドだけでなく別のスタンドに返却することもできるモバイルバッテリーシェアリングサービスです。

専用アプリがなくても利用できるよう、キャッシュレス決済アプリとのミニプログラム連携を行っています。

2021年11月現在、日本に約30,000台、台湾に約4,300台、香港に約3,000台、タイに約1,000台設置しています。

今回の資金は、設置台数の拡大に充当されます。

誰しも、外出先でスマートフォンの充電がなくなってしまった、もしくはなくなってしまいそうになったという経験をしたことがあるでしょう。

もはやスマートフォンは生活に欠かせないものとなっており、例えばQRコード決済をメインに利用している人は、スマートフォンの電源がつかなければ非常に困ったことになってしまいます。

外出先でスマートフォンを多用する人はモバイルバッテリーを携帯しているでしょう。

しかしモバイルバッテリーを持っていない場合、以前までは充電が切れてしまうとコンビニで安価なモバイルバッテリーを買うか、コンセントのあるカフェやファストフード店を利用するという手段くらいしかありませんでした。

近年、モバイルバッテリーシェアリングサービスの普及により、コンビニ・駅・空港などで気軽に借りられるようになり、不意の充電切れに襲われても問題のない環境になってきています。

スマートフォンのハードウェアスペックの向上や、ソフトウェアの最適化により、日々バッテリーの持続時間は伸びていますが、リチウムイオン電池を使用していることには変わらず、スマートフォンは使い続ければいつか充電が切れてしまうものです。

そのため、リチウムイオン電池を大幅に超える新たな充電池が登場しない限り、モバイルバッテリーシェアリングサービスは我々のスマートフォン生活を支えてくれるでしょう。

「ChargeSPOT」のようなビジネスは、単純に設置箇所が多くなることが利便性につながります。そのため設置台数を増やすための資金が必要となります。180万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に役立つ情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ ChargeSPOT INFORICH アプリ シェアリング チャージスポット バッテリー モバイル 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

良質なインフルエンサーを探せる無料マーケティング支援ツール「LISTUP」がリリース
2021年7月29日、株式会社ウルフは、「LISTUP」を2021年7月28日に正式リリースしたことを発表しました。 「LISTUP」は、良質なインフルエンサーを探せる無料マーケティング支援ツールです…
地域SNS「ピアッザ」展開の「PIAZZA」が2億円調達 大阪市・鉄道事業者7社と連携
2021年12月6日、PIAZZA株式会社は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、大阪市と、大阪市高速電気軌道株式会社、近畿日本鉄道株式会社、京阪ホールディングス株式会社、南海電…
メタバースプラットフォーム「cluster」を運営する「クラスター」が52億円調達
2023年5月17日、クラスター株式会社は、合計52億円の資金調達を実施したことを発表しました。 クラスターは、メタバースプラットフォーム「cluster」を運営しています。 誰もがバーチャル上で音楽…
電通グループの「マイデータ・インテリジェンス」が情報銀行「MEY」のスマホ・アプリをリリース
株式会社マイデータ・インテリジェンスは、「MEY」のスマートフォン・アプリ版の提供の開始を発表しました。 併せて、「情報銀行トライアル企画」を、一般モニター約12,000名、参加企業全10社で、201…
一般企業向けのSBT開発・管理のワンストッププラットフォームを構築する「DESOUL」が資金調達
2023年2月9日、株式会社DESOULは、資金調達を実施したことを発表しました。 DESOULは、一般企業向けのSBT開発・管理のワンストッププラットフォームを構築しています。 開発者は、あらかじめ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集