こんな代理店には注意!失敗しないWeb広告代理店の選び方3ヶ条
”より早く・より多く”集客を行うためのネット広告代理店選び
(2017/03/09更新)
ビジネスにおいて、最も重要かつ常に経営者の頭を悩ませるのが「集客」。特に創業期は収益が不安定で、新規顧客獲得ができなければ死活問題にもなります。
創業期は、”より早く・より多く”集客を行うために、広告を出すことも選択肢のひとつ。そこで今回は、集客をするための広告の基本と、広告代理店を選ぶときの注意点を解説します。
この記事の目次
創業期は”コスパ抜群”のWeb広告を活用しよう!
広告代理店と聞くと、多くの人が頭に思い浮かべる「電通」。
電通などの「総合広告代理店」は、TVCMなどのマス広告から紙媒体、Web媒体などマーケティング活動に必要な業務全般を請け負います。このような「総合広告代理店」に依頼して効果を得られるのはネームバリューもあり、予算も大きな大手企業だけです。
そこで創業期のあなたにオススメしたいのが「Web広告」。
Web広告は無駄がなく、費用対効果を見ながら投資していけるので、売上に直結しやすい手段だと言えます。
Web広告には、どんな種類がある?
Web広告には、
- GoogleやYahoo!などの検索エンジンと連動して出稿するリスティング広告
- SNS関連の広告
- 広告配信ネットワーク
- DSPと呼ばれる広告プラットフォーム
- 動画広告
など様々な種類があり、新しいものも続々と出てきています。
重要なのは、広告の種類によって、ユーザーや年齢層が異なるため”適した文言や画像のテイスト”を変える必要があること。広告手段によって適切な見せ方があり、それによって成果も大きく異なります。
このように、Web広告には専門的な知識や技術が必要となるため、Webマーケティングにおいては、それぞれにたくさんの支援企業がいるのです。
最も大切なことは「成果の積み上げ」
立ち上げ初期や事業拡大期は、多種多様な施策を手広くやるよりも、より効果的な施策に集中的に向き合い、確実に成果を積み上げていくことが重要です。
大きな予算を投じられるわけでもなく、「広告をすること=売上を上げること」な状況で、いろいろ手を出して細かな効果検証もできないようなやり方は投資ではなく投機に繋がります。常に「成果の積み上げ」を意識しましょう。
失敗しないための広告代理店選び3つのポイント
広告を出すには「自分で出稿する場合」と「広告代理店に依頼する場合」があります。
広告代理店に依頼する場合、自分の広告予算を少しでも無駄にせず、効果を最大化させるためにも、パートナー選びは慎重に行いましょう。失敗しない広告代理店探し探しのポイントは以下の3つです。
ポイント1:「いつ・どこで・誰に」と「広告出稿における条件」を明確にする
広告は、「いつ・どこで・誰に」と「何を」の掛け合わせで、お客様からの反応を得る活動です。
まずは、自分の事業が「いつ・どこで・誰に」知ってもらいたいのかを明確にすることが何よりも重要です。
- 事業のターゲットとしている人はどんな人か?
- どこにいる人か?
- どんな生活行動をしているか?
など、理想のお客様像を細かく考えていきましょう。
ターゲットが明確になったら、”自社の広告出稿における条件”を明らかにしましょう。
- 顧客を1人獲得するのにいくら使えるのか?
- webサイトは訪問者が申込をしやすい導線になっているか?必要な情報が十分に整理されているか?
- 競合商品と比較されてもあなたの商品を選びたくなるオファー(取引の条件)を用意できているか?
などといったことです。
ポイント2:「なんでもできます」はNG。専門分野に特化した企業を選ぼう
積極的な営業活動をしてきて、「広告の運用も制作も、集客全部お任せください!」と、あたかもあなたのベストパートナーだと言わんばかりの態度で近づいてくる企業には気をつけた方が良いでしょう。
特定の専門分野に特化している、もしくは売上構成比の大部分を特定分野での売上で占めているような企業を選ぶことが重要です。
Web広告の世界は、日々進化し、ノウハウがアップデートされています。前述の通り、様々な広告手法がある中で、いろんな施策を扱っているということは、それだけひとつの施策に対して知見が溜まりにくい状況を意味します。
中小広告代理店は特に、専門分野に特化した企業選びが大事
大手企業であれば問題ないですが、人材不足の中小広告代理店では、いろんなことをやればやるほど、ひとつひとつの質が低くなる傾向にあります。
業種にもよりますが、今すぐに問い合わせが欲しいのであれば、検索行動を取っている顕在層に向けてリスティング広告をすることが効果的です。
もしターゲットが明確なのであれば、ターゲティング精度の高いFacebook広告が向いている場合も。様々な手法から取捨選択し、それぞれ運用に長けている運用会社に依頼した方が良いでしょう。
ポイント3:孫請けやひ孫請けまで!?実際に運用をしている人は誰かを確認する
広告代理店といっても、自社で実務を請け負っていないケースも多々あります。実働しているのは孫請け企業だったりします。ひどい場合はひ孫請けが居たりする世界です。
その場合、あなたと直接やりとりをしている担当者は、伝言ゲームに参加するだけであなたの利益を抜き取っていることになります。
運用や制作は誰がやっているのか、信頼できる人物なのか、そういったことを事前にしっかりと確認するようにしましょう。
まとめ
広告代理店は、上手に使えばあなたの強力なビジネスパートナーになってくれます。
「いつ・どこで・誰に」を明確にして、自社に足りていないピースが何なのか、そのピースを持っている会社がどこなのか、それを見極めて最適なパートナーを探してください。
自分の事業資金を無駄にしないためにも、今回のポイントに注意して、新規集客戦略を練っていきましょう。
(監修:株式会社テマヒマ 平岡大輔)
(編集:創業手帳編集部)