LINEで予約を受け付ける方法とは?LINE公式アカウントの運用のコツを解説!

飲食開業手帳

LINEで予約を受け付ければ、お店もお客さまも便利でカンタン!


お店やサロンの集客にLINE公式アカウントを使っているけれど、

  • 予約の受け付けって出来るの?
  • LINEの活用事例が知りたい
  • LINEで集客や売上をアップしたい

そんなお悩みや疑問をお持ちではありませんか?

この記事では、LINE公式アカウントを使った予約の取り方や活用事例などを紹介していきます。

集客や売上を伸ばしているお店やサロンほど、LINE公式アカウントを上手に活用しています。LINEは多くの人が身近に使っているSNSなので、お客さまの来店を促したり、自社の広告費を削減できたりする可能性があります。

この記事を読めば、LINEを使ってお店やサロンの予約を増やす方法がわかります。

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LINEで予約を受け付けるには?

LINE公式アカウントを使ってお客さまから予約を受け付けるには、お客さまと手動でトークをして予約を受け付けるという方法がもっとも手軽です。

しかし、手動でトーク対応するには、対応できる時間が限られますし、受付ミスや予約漏れのリスクもあります。すぐに返信が出来ない場合、お客さまを待たせる心配もあります。

そこで、LINE公式アカウントの機能を活用して、できるだけ自動で予約を受け付けることをオススメします。

自動で応答できれば、24時間365日対応することができ、お客さまは便利になりますし、お店の負担も増えることがありません。

LINEで予約を受け付けるには、主に以下の3つの方法があります。

  • 予約フォームをリンク先に設定する
  • 『LINEで予約』を使う
  • LINEと連携できるシステムを使う

それぞれを解説していきます。

予約フォームをリンク先に設定する

お店やサロンの予約をHPなどで受け付けているならば、その予約フォームへのリンクを設定することができます。

手間もかからず、とても簡単にLINEから予約を受け付けることができます。

画像出典元:LINE公式アカウントHP

予約フォームをリンク先に設定すれば、予約の情報を一元管理することができます。予約がバッティングしたり、予約が漏れてしまう心配もありません。

LINE公式アカウントなら、リッチメニューの設定ができます。リッチメニューを設定すれば、LINE公式アカウントの各機能のほか、外部サイトや予約ページなどにユーザーを誘導することができるようになります。

画像出典元:LINE公式アカウントHP

予約フォーム以外にも、お店のHPのメニューのページやマップ、インスタグラムなどのSNSへユーザーを誘導することもできます。

LINE公式アカウントのリッチメニューを活用して、お客さまからの予約を受け付けてみましょう!

『LINEで予約』を使う

『LINEで予約』は、LINEの公式サービスです。

画像出典元:LINE公式アカウントHP

『LINEで予約』を利用するには、LINE社がパートナーとして認定しているサービスと契約し、LINE公式アカウントを連携させる必要があります。

2021年11月現在、提携できるパートナーは3社あります。

  • イデアレコード
  • エビソル
  • ぐるなび

上記のパートナーが運営する予約管理システムやポータルサイトと契約することで、LINE公式アカウントで予約の受付や管理ができるようになります。

画像出典元:LINE公式アカウントHP

LINEと連携できるシステムを使う

LINEと連携できるシステムは他にもいろいろあります。LINEはAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を使って、他のシステムと連携ができるように設計されています。

そのため、LINE公式アカウントと連携できるシステムがたくさんあるのです。

API連携をすれば、メッセージを自動で返したり、自社で使っている予約システムや在庫管理システムと連携したりすることも可能です。

画像出典元:LINE公式アカウントHP

LINE公式アカウントと自社システムをAPI連携させれば、予約を受け付けるだけでなく、友だちに最新メニューのお知らせやクーポンを配信したり、トークを使って自社サービスの内容を検索したり、お客さまのお問い合わせ対応をしてお悩みを解決したりすることも可能です。

画像出典元:LINE公式アカウントHP

LINE公式アカウントは、使い方次第でさまざまな可能性がありますので、予約受付以外にも活用して、集客や売上をアップしていきましょう。

LINEで予約を受け付ける3つのメリット

LINEで予約を受け付けることには、主に以下の3つのメリットがあります。

  • LINEユーザーにPRできる
  • 予約受付の手間を減らせる
  • 友だちとして囲い込みができる

それぞれを解説していきます。

LINEユーザーにPRできる

LINEで予約を受け付けることで、LINEユーザーに自社のお店やサロンのPRに活用することができます。

LINEは、2021年6月現在で月間8,900万人が利用するSNSとなっています。実に日本国民の70%以上がLINEを使っている計算となります。

年代別で見ると、20代の95.7%、30代でも94.9%の人がLINEを活用しています。50代でも85%以上がLINEを使っているのです。

画像出典元:LINE公式アカウントHP

これだけの年代と人数をカバーできているプラットフォームは他にはありません。Twitterの利用者は4500万人、YouTubeの利用者は6500万人と言われています。

20代~30代の人の90%以上がLINEを使っていて、その人たちにリーチできるというのがLINE公式アカウントの強みです。

しかも、LINEなら簡単に『友だち』になることができて、お知らせやクーポンを配信ししたり、チャットを使ってトークをしたりすることができます。

小さな町のお店でも、人口の少ない地方であっても、その周りにいる人のほとんどがLINEを使っているわけですから、LINEをPRに使わない手はありません。

LINEで予約が取れれば、お客さまの来店やお申し込みを増やすことができるのです。

予約受付の手間を減らせる

LINEで予約を受け付ければ、お店の手間を減らすことができます。

例えば、忙しい接客中に電話予約が入ってしまったりすると、お店の対応と電話の対応でバタバタしてしまいます。

電話を取ればお店のお客さまを待たせてしまいますし、お店のお客さまの対応を優先すれば電話のお客さまの対応ができません。

せっかくの予約のチャンスを失ってしまうのです。

しかし、LINEで予約が取れるようにすれば、お店の電話対応を減らせるばかりか、お客さまも都合の良い時に予約を自分で入れられてとても便利です。

画像出典元:LINE公式アカウントHP

予約システムとLINE公式アカウントを連携すれば、予約日が近づいたらフォローメッセージをお客さまに通知して来店忘れを防止したり、利用後にお礼のメッセージを通知して感謝の気持ちを伝えるとともに次回に使えるクーポンをプレゼントするなんてことも。

お客さまとのコミュニケーションをLINEが自動で行ってくれるので、お店はもちろんお客さまも便利で喜んでもらえるのです。

友だちとして囲い込みができる

LINEを使って予約ができれば、お客さまがお店のLINE公式アカウントと『友だち』になるきっかけを増やすことができます。

お客さまがLINEの友だちになってくれれば、さまざまなサービスのご案内をしたり、お得なクーポンを配信したりして、お客さまを囲い込むことができます。

画像出典元:LINE公式アカウントHP

特にクーポンの配信はお客さまにも喜ばれ、予約や来店を促すことができるというメリットがあります。やみくもに広告を打つよりも、LINEの友だちを増やしてクーポンを配信する方が費用対効果が高いので、ぜひLINEを活用していきましょう。

画像出典元:LINE公式アカウントHP

LINE公式アカウントなら、クーポンの発行も簡単です。クーポン名、有効期間、写真、利用ガイドを設定するだけで、お店のクーポンを発行することができます。

画像出典元:LINE公式アカウントHP

また、発行したクーポンの反響も分析できますので、LINE公式アカウントなら次の一手も考えやすいです。

画像出典元:LINE公式アカウントHP

LINEで予約を受け付ける時の注意点

LINEを活用すれば、お客さまも便利になるし、お店の手間も減らせて予約が増やせるというメリットがあります。しかし、デメリットもありますので注意が必要です。

デメリットも踏まえて、LINEのメリットを最大限に享受できるようにしていきましょう。

LINEで予約を受け付ける時の主な注意点は以下の3つです。

  • お客さまがLINEを使えないと予約できない
  • 他の予約システムや名簿管理とのバッティング
  • 予約欲しさのために配信頻度をあげると逆効果

それぞれを解説していきます。

お客さまがLINEを使えないと予約できない

LINEの利用率は日本人の70%以上、20代に至っては95%以上という驚異の利用率です。一般的なお店やサロンであれば、ほぼすべての人をターゲットとすることができます。

しかし、LINEの利用者は100%ではありません。また、LINEを使っていたとしても予約申し込みなどは難しくて使いこなせないお客さまもいることでしょう。

LINEで予約を受け付けるだけでは、LINEを使えないお客さまが予約することができなくなってしまいます。

できるだけLINEに誘導しつつも、電話やホームページでの予約受付も残しておくと良いでしょう。

他の予約システムや名簿管理とのバッティング

他のシステムでの予約名簿とLINEからの予約の情報を連動させていないと、予約のバッティングが起きてしまったり、予約漏れが発生する危険性があります。

LINEで手動で予約を受け付けたり、別システムで予約を管理したりするとミスやトラブルの原因になります。

お客さまに迷惑をかけることになりますので、予約情報はシステムでしっかりと一元管理するようにしましょう。

システムで一元管理できれば、お客さまも空き枠を検索したり、お店さまも問い合わせ対応に手間を取られたりすることがありません。

お客さまにとっても便利なので、LINEと連携できる予約システムを導入して予約のバッティングが無いようにしっかりと管理しましょう。

予約欲しさのために配信頻度をあげると逆効果

LINE公式アカウントの最大の魅力は友だちへの『通知』です。一度にたくさんの友だちにお知らせを送ることができ、メールよりも開封される確率が高いため、LINEの通知はとても魅力的な機能です。

しかし、予約欲しさのために友だちへの配信頻度を上げると、ブロックされる危険性が高まります。

ブロックされてしまったら、もう通知をお届けすることができなくなりますので、ブロックされないようにうまく運用する必要があります。

ブロックされないためには、友だちへの配信頻度は週1回程度、配信内容はクーポンや割引情報などお客さまにとってメリットのある内容にすることが大切です。

予約欲しさのために、新メニューやお得なキャンペーンをお知らせしても広告が送られてきたと思ってブロックされてしまいます。

あくまでもお客さま目線で適切は配信頻度と配信内容を心がけましょう。

LINEで予約を受け付けている事例紹介


LINEで予約を受け付けている事例を紹介していきます。LINEで予約を受け付けることができれば、お客さまには便利であり、お店にとっては電話対応などの手間が省けて一石二鳥です。

LINEで予約を受け付けている事例を参考にして、予約獲得数上昇を狙いましょう。

お店やサロンの活用事例

お店やサロンでは、LINE公式アカウントを活用して予約を受け付けているお店が増えています。

お店のスタッフの数や営業時間が限られる中で、いつでも予約の空き枠を探したり、予約を入れることができるシステムは、とても便利で売上向上に貢献することができます。

画像出典元:LINE公式アカウントHP

LINE for Businessでは、さまざまな活用事例を紹介していますので、ぜひ参考にしていきましょう。

飲食店での活用事例

グルメサイトのぐるなびを利用している飲食店なら、『LINEで予約』を簡単に導入することができます。

画像出典元:LINE公式アカウントHP

ぐるなびを利用する新規顧客にアピールすることができるので、コロナ禍で経営が厳しい居酒屋やレストランでの効果が期待されています。

ぐるなびなどと提携できる『LINEで予約』を導入すれば、まだお店を知らないお客さまへのアピールにもなります。

引っ越しの見積もり予約

引っ越しサービスを展開しているアート引越センターでは、LINEを使って引っ越しの見積もり予約ができるサービスを行っています。


画像出典元:「アート引越センター」公式HP

LINEを使って引っ越しの見積りの相談ができます。おすすめプランの診断や割引も適用されるというメリットがあります。

レンタカーの予約

旅行情報を配信している『たびらい』ではレンタカー予約にLINEを使えるようにしています。LINEを使えば、レンタカーを検索したり、予約したりすることが簡単です。

画像出典元:「たびらい」公式HP

レンタカーのお得な情報を配信することで、お客さまの囲い込みも実現しています。

まとめ LINEで予約を受け付ける方法とは?LINE公式アカウントの運用のコツを解説!

この記事では、LINE公式アカウントを活用して予約を取る方法について解説しました。

国内ユーザーが月間8900万人のLINEを活用すれば、日本の人口の70%以上の人にアプローチできます。20代、30代において、90%以上の人をターゲットとすることができる媒体がLINEなのです。

LINEで予約できる仕組みを導入すれば、予約の対応がスムーズになってお店の手間を省けるだけでなく、お客さまにも便利で喜んでいただくことができます。

LINEで予約ができるというメリットがお客さまにあれば、LINEの友だちになってもらえます。友だちになったあとも、クーポンや割引情報をうまく活用して、来店や購入を促していきましょう。

コロナ禍で厳しい店舗運営が迫られる今だからこそ、マーケティングの見直しや新しい仕組みの導入が必要です。

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(編集:創業手帳編集部)

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