スタートアップチャレンジ推進補助金とは?対象者や申請方法を解説【人材不足解消へ】

創業手帳

スタチャレでは、人手の足りないスタートアップや中小企業が大企業の人材を低コストで登用できます

人手不足にお悩みのスタートアップや中小企業の経営者の方、「スタートアップチャレンジ推進補助金」を活用して、大企業の若手・中堅人材を採用・活用してみませんか

スタートアップチャレンジ推進補助金(通称:スタチャレ)は、大企業からスタートアップ等へ人材を送って成長の機会を与える「スタートアップチャレンジ」にかかる費用を補助する制度です。成長を目指す大企業の若手・中堅が実践的な経験を積めるとともに、スタートアップや中小企業にとっては人材不足の解消になります。

今回はこのようなスタートアップチャレンジ推進補助金について、概要や対象者、申請方法などを解説します。なお、公募は予算がなくなり次第終了してしまうので、ご利用の際はできるだけ早く準備を進めるのがおすすめです。

創業手帳別冊版「補助金ガイド」では『中小企業者の「働き方改革」への取り組みを支援する助成金』などについても掲載!起業家・経営者の方にとって、今使える補助金・助成金を厳選してお伝えしています。無料でお取り寄せ可能ですので、ご活用ください。

※この記事を書いている「創業手帳」ではさらに充実した情報を分厚い「創業手帳・印刷版」でも解説しています。無料でもらえるので取り寄せしてみてください

スタートアップチャレンジ推進補助金(以下、スタチャレ)とは

スタチャレは、大企業から若手・中堅人材をスタートアップや中小企業に派遣して成長機会を与える「スタートアップチャレンジ」にかかる補助金です。双方の会社や仲介事業者に対して、費用の一部が助成されます。

目的


画像引用:スタートアップチャレンジ推進補助金公式ページより

スタチャレの目的は、スタートアップや中小企業の人材不足解消と大企業の若手・中堅人材への成長機会の提供です。イノベーションの担い手であるスタートアップや中小企業の多くは、その成長過程において、人材や経営資源を十分に確保できずに苦しんでいます。

一方で大企業でも、優秀な人材は確保しているものの、彼らに新規事業を機動的に動かす機会を十分に提供できないことが課題です。そうしたスタートアップと大企業、両者の課題を解決するのが「スタートアップチャレンジ」。

この事業では、大企業から意欲ある若手・中堅がスタートアップへ派遣され、戦略立案や事業提携、海外展開、組織整備といった課題解決の経験を積みます。それによって彼らは成長機会を得ることができ、それと同時にスタートアップは人材不足を解消することが可能です。

対象者と枠組


画像引用:スタートアップチャレンジ推進補助金公式ページより
スタチャレには、類型A〜類型Dの枠組みがあり、それぞれで対象者が異なります。詳しくは以下をご確認ください。

類型A:武者修行・人材育成型

類型A:武者修行・人材育成型は大企業向けの枠組みで、従業員300人以上の大企業等が補助対象事業者に定められています。

大企業からスタートアップへ人材を出向させるときに、大企業が仲介事業者(認定サービス提供事業者)へ支払う人材育成費用等が補助対象です。直近では2022年6月下旬ごろから10月末にかけて公募が行われています。

類型B:スタートアップ採用支援型

類型B:スタートアップ採用支援型は、スタートアップ等向けの枠組みで、補助対象者は従業員300人未満のスタートアップ等です。

大企業等に所属する個人を、転職や副業・兼業などで得る場合に、スタートアップが仲介事業者に支払うマッチング費用等が補助対象になります。こちらも2022年6月下旬ごろから2022年10月末まで公募が行われています。

類型C:人材直接受入型

類型C:人材直接受入型も従業員300人未満のスタートアップ等が補助を受けられるスタートアップ向けの枠組みです。

類型Cでは、仲介事業者が不要な関係性にある大企業とスタートアップの間で、人材の出向などが行われる際に、スタートアップ側が支払う出向負担金等の一部が補助されます。こちらは直近では、2022年6月8日に公募が終了しました。

類型D:人材プール形成型

類型D:人材プール形成型は、仲介事業者向けの枠組みで、補助対象者は認定サービス提供事業者に指定された仲介事業者です。

大企業等に所属する個人が、実務経験のために主に無償でスタートアップ等に派遣される際、その派遣を取り持つ仲介事業者が負担する運用費用の一部が補助されます。こちらも2022年6月8日で直近の公募は終了しています。

なお、2022年7月時点で、類型Cと類型Dは一旦公募が終わっていおり、類型Aについては大企業が対象です。よって、次項からは類型B:スタートアップ採用支援型をより詳しく紹介します。

類型B:スタートアップ採用支援型について

類型B:スタートアップ採用支援型
事業状況 申請受付中
対象者 事業推進を加速したいスタートアップ等
採否決定 7月以降随時
申請受付期間 2022年7月~10月
(予算が無くなり次第終了)
補助事業者 スタートアップ等
補助対象経費 認定サービス利用費
補助率・上限額 補助率:2/3以内
補助上限額:500万円/事業者
要件 1. 補助事業期間中に、勤続期間を3ヶ月以上確保できたもの。
2. 新規事業開発に係る実務および意思決定に関わる機会の提供について、認定サービス事業者の意見を踏まえて検討すること。
認定サービス 要利用
詳細 公式サイトを確認

上記の通り、類型B:スタートアップ採用支援型では、スタートアップが大企業から人材を獲得する際に、仲介事業者に支払う認定サービス利用費の一部が、2/3以内および500万円を上限として補助されます。

申請は2022年10月まで受け付けられる予定ですが、予算がなくなり次第終了なので、ご活用の場合はできるだけ早く手続きを進めるのがおすすめです。

申請手順

類型Bの申請までの流れは一般的に以下の通りです。ただし、認定サービスによって異なることもあるので、事前に認定サービス事業者に確認することをおすすめします。

  • 認定サービスを検討、事業者への問い合わせ
  • 認定サービス事業者と基本契約およびサービス登録
  • 候補者を交えて面接・マッチング
  • 認定サービス事業者へ人材内定を行う
  • スタチャレを運営するJISSUIへ交付申請
  • JISSUIの審査を経て、交付が決定
  • 勤務開始日が確定、請求書発行
  • 勤務開始(3ヶ月以上の勤続と料金支払いが行われる)
  • JISSUIへ実績報告
  • JISSUIによる確定検査
  • JISSUIから補助金支払い

なお、補助対象経費の対象になるのは、交付決定を受けた日以降に勤務開始および料金支払いが行われるものだけなので、原則として1〜2週間の審査期間を考慮し、余裕を持ったスケジュールを調整するのが良いでしょう。

認定サービスとは

認定サービスとは、大企業とスタートアップの環境やカルチャーのギャップをスムーズに埋められる優良サービスとして、第三者委員会から認められたものを指します。スタチャレで補助対象になるのは、認定サービスを利用した場合の利用費のみです。

なお、認定Bを利用する場合は、以下に列挙する「認定サービス一覧」から、利用したい認定サービスの事業者に問い合わせを行い、スタチャレを活用して大企業の人材を採用・活用したい旨を伝えましょう

認定サービス一覧

NO 事業者名 認定サービス名
1 株式会社アマテラス アマテラス
2 株式会社RDサポート RDサポート(正社員転職)
3 株式会社RDサポート RD LINK(理系エキスパートシェアリングサービス)
4 エッセンス株式会社 プロパートナーズサービス
5 エッセンス株式会社 リクルーティングサービス
6 株式会社キープレイヤーズ KEYPLAYERS for startup
7 株式会社コーナー CORNER
8 スローガン株式会社 Goodfind Career
9 スローガン株式会社 G3
10 パーソルイノベーション株式会社 lotsful(ロッツフル)
11 株式会社マイナビ スキイキ
12 琉球ミライ株式会社 ふるさと兼業(沖縄)
13 株式会社ローンディール レンタル移籍
14 One Work株式会社 人材紹介サービス

提出書類

スタチャレ類型B:スタートアップ向けの提出書類は以下の通りです。

  • 交付申請書(指定)
  • 役員名簿(指定)
  • 申請フォーマット(補助事業概要説明書、指定)
  • 従業員数証明書(指定)
  • 支出計画の根拠が分かる資料
  • 履歴事項全部証明書
  • 直近会計期の決算書

様式が指定されている書類については、JISSUIのWEBサイトから申請様式をダウンロードし、作成してください。

提出方法

申請書類の提出は、電子メールにて行います。メールに必要書類を添付し、下記の提出先メールアドレスへ送信しましょう。

提出先メールアドレス

類型B:su-hr-shinsei-b@jissui.or.jp

まとめ

人材不足を課題とするスタートアップ等の経営者の方は、ぜひスタチャレを利用して大企業の人材を採用・活用してみてください。

なお、スタチャレは予算がなくなり次第終了する補助金なので、申請の準備は早めに進めるのがおすすめです。残り予算は、スタチャレの公式サイトから確認できます。

関連記事
事業再構築補助金第7回の公募内容が公開!新設された緊急対策枠の対象者とは?
サイバー攻撃からの対策はしてますか?大企業よりも中小企業のほうが危ないワケとは

(編集:創業手帳編集部)

補助金ガイド
このカテゴリでみんなが読んでいる記事
この記事に関連するタグ
創業時に役立つサービス特集
リアルタイムPVランキングトップ3
カテゴリーから記事を探す
マーケティング担当・広告代理店のご担当者様へ
マーケティング担当・広告代理店のご担当者様へ