【新社長独占コメント】7500人の旅人が登録の「旅×仕事」マッチングSAGOJOがエイベックス等から資本調達!

旅は人生で大きな刺激を与えてくれます。ですが、「ずっと観光旅行をしているだけでは何か物足りない・・・。現地をもっと知るために、旅先で少し仕事ができたらいいのに・・・。」と思った旅行者もいるのではないでしょうか?

そんな方にオススメのサービスが、旅と、旅先での仕事を提供している「SAGOJO」です。今回、エイベックス・ベンチャーズ株式会社、株式会社アプリ、その他個人投資家数名を引受先とする第三者割当増資を発表したことで、注目を集めています。

今回は、「SAGOJO」の社長である、新 拓也氏から独占コメントを頂きました。

旅の社会的価値を上げる「SAGOJO」

-まずは、「SAGOJO」の概要について、教えてください。

課題を持った企業や自治体と、スキルのある旅人(2017年12月現在、約7,500名が登録)のマッチングプラットフォームです。

旅人が遂行する仕事は、記事執筆や写真撮影、営業代行、調査・テストマーケティング、SNSプロモーションや空間運営事業など多岐に渡ります。

「現地を実際に訪れるからできるコミュニケーション」「“好き”を仕事にする熱量の高さ」などの強みを活かし、旅人が企業・自治体のソリューションになります。せっかく旅でいろいろなところに行っているわけですから、そこで何か仕事をするというわけです。

旅人からしても、日常の仕事とは違う仕事をする経験ができ、しかも報酬がもらえる。観光だけでなく、ちょっとした仕事をすることは、より豊かな旅の経験になるのではないでしょうか。旅人が得られる報酬は、「旅の資金」「航空券・宿泊券」「旅のアイテム」など様々です。

一方で気になるのがクオリティです。こういったサービスが今までなかったのは、旅人の仕事の質をいかにコントロールするかが難しかったからだと思います。発注する側からすると、どういう人がやるのか、ちゃんとやってくれるのか、わからないと不安ですよね。

それを解決しているのがSAGOJOです。SAGOJOが旅人の仕事管理をおこなうことで、成果物のクオリティを担保しています。

-「SAGOJO」のビジネスモデルは、どのように思い付いたのでしょうか?

「旅人が社会で役に立つこと、活躍すること」を証明することで、これまで旅の魅力を発信するだけでは届かなかった人たちへもその価値を伝え、場所にしばられず流動的に生きる人が増えればいいな、とずっと考えていました。

そこで、「旅」と「仕事」という2つのキーワードを組み合わせることで、「お金」「時間」「キャリア」という旅人の課題をクリアしつつ、「旅の社会的な価値」を上げていきたいという考えに行き着いたのが、「SAGOJO」の原型です。

-今回の資金調達の目的は、どのようなものですか?

旅人へ紹介する案件数の拡大、および旅人が納品する成果物の管理体制の強化を進めていきます。また「旅×シゴト」を志す人たちの能力開発を支援する教育プログラムも進めます。
これによって提供する仕事の数とクオリティが上がり、より良いサービスを提供できると考えています。

また、ユーザー特性を活かした企業向け新規サービスの提供に向けた準備を進めていきます。

エイベックス出資のきっかけは、担当者が旅好きだったから!?

-ちなみに、エイベックス・ベンチャーズが出資したのには、どのような経緯がありましたか?

今年の夏に、スタートアップ向けのイベントで知り合いました。

一番は担当者さんの熱さに惹かれたからですが、「好きなことを仕事にしていく世界をつくる」という点はもちろん、「面白い人が旅するのではなく、旅する人は面白くなる」という旅の人材開発的な側面に共感してくださり、エイベックスのリソース・ノウハウを活かして協働していきたいと感じました。

でもやっぱり、相性が一番大事ですよね。エイベックス・ベンチャーズの担当者さんも、どっぷり「旅好き」だったことも大きかったと思います。

-サービスに対してのユーザーの声、エピソードを教えてください。

旅とシゴトが別々になるのではなくて、「シゴト(=ミッション)」が組み合わさることで旅の体験もさらに豊かになったと言ってもらえています。

普通の旅では繋がらない人とのコミュニケーションが生まれたり、行けないところに行けたり、気にしない所に気づいて興味が膨らんだりという声を頂いています。

-起業して嬉しかったことは何ですか?

期待してくれる人が増えたことです。

「この人たちのためにも何が何でも頑張りたい」と思えるような人がどんどん増えてきて、その期待に応えたいという気持ちで日々頑張れているので本当にありがたいなと思っています!

-起業するときに役立ったノウハウがあれば、教えてください。

ノウハウではないですが、これまでに知り合ってきた方が力を貸してくれるありがたみを痛感したので、(起業をする人はなおさら)誠実に・人を大切にして生きることだと思います。

-今後の夢を教えてください。

取材をして記事・動画を制作する「コンテンツ領域」が中心ですが、「営業代行・テストマーケティング」「バイヤー」「空間プロデュース」など旅人のスキルを活かしてどんどん幅を広げていきたいと思います。また、ユーザーをもっとコミュニティとして育てていくことで、個人だけではなく、旅先で「チーム」を組んでシゴトができるようにもしたいと考えています。

将来的には、ゲストハウスやお店などの拠点とも繋がって、世界を舞台にリアルにRPGが展開されるような世界観をつくっていきます。まだ「将来的に」ですが、期待していただけたら嬉しいです。

-起業家、創業手帳の読者にメッセージを一言お願いします!

旅人のスキルは非常に多岐に渡ります。あらゆる分野で事業提携していけたらと考えていますので、「旅人の活用」に興味を持っていただけた方はぜひご連絡ください!

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
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