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2022年8月17日株式会社reborn. 安部佳織|介護ネイルの事業展開で注目の企業
介護ネイルアカデミー事業で注目されているのが、安部佳織さんが2020年6月に創業した株式会社reborn.です。
高齢化社会が進む日本において、介護にまつわるサービスの充実がますます需要を伸ばしています。
介護サービスと一言で言っても、その領域は非常に幅広いものです。介護施設や病院、介護福祉士による食事や入浴・排泄の介助や支援はもちろんですが、高齢者のQOLを高め、心豊かな生活を送ることができるよう支援する様々な付加価値サービスも含まれます。
近年、注目を集めている福祉ネイルもその一つです。
高齢者、特に女性高齢者の美容への意識は年々高まりを見せています。いつまでも美しく、若々しい自分でいられることが、生きる気力になったり、外に出でかけて人とコミュニケーションをとる機会を作ることにも繋がります。
また、綺麗なネイルの形や色の様々を体験したり見たりすることが、脳への刺激にもなるでしょう。
そうした気持ちや行動の変化は、認知症の予防や健康寿命の伸長にもつながっていくのです。
通常のネイル施術だと、設備の整った場所で長い時間をかけて、個性的な美しさを追求したネイル芸術を作り上げることが多いですが、介護を必要としている状態の高齢者に対しては、ネイルという「美」を通じたコミュニケーションや対話、心身のケアに重点を置いています。
それゆえに施術する側には相応の知識と経験が必要となります。
今後ますます需要が高まるであろう介護ネイルに対応できる人材を育成し、高齢者の心豊かさの支援はもとより、施術者自身の技術力向上と自立を促し、一人でも多くの個人が社会で活躍できる社会実現に向け奔走しているある起業家の取り組みに、今注目が集まっています。
株式会社reborn.の安部佳織さんに、事業の特徴や今後の課題などについてお話をお聞きしました。
・このプロダクトの特徴は何ですか?
ネイルサロンで一般の方にするデザイン性の高いネイル提供とは違い、介護知識、医療知識を持ったネイリストがネイルをコミュニケーションツールとして使うことにより様々な方のADL、QOL向上へ繋げていく新しい美容提供ができる人材育成スクールです。
・どういう方にこのサービスを使ってほしいですか?
介護知識を持ったネイリストがサービス提供をしますので、その方に合わせたアプローチやアドバイスができることから、介護に何かしらの形で関わりを持つ方、介護予防や健康に関心のある方、介護施設を利用している高齢者の方に是非ご利用頂きたいです。
・このサービスの解決する社会課題はなんですか?
2025年には、団塊世代が75歳以上となり高齢化比率が30%を超えると言われています。高齢化が進めことにより、65歳以上人口を15~64歳の2人で1人を支えることになると見込まれています。
健康寿命延伸という言葉も耳にする機会が増え、進行する高齢化への対策として様々な取り組みが行われていますが、ネイルでソーシャルビジネスができないか尽力しております。
ネイルは鏡を見なくても自分で常に見れることから、モチベーションアップや癒し効果が期待されます。実際にサロンを利用している多くのお客様からネイルで元気になった!というお声を頂いております。
心のケアにもアプローチすることができるので、高齢者だけではなく幅広い世代のQOL向上になると考えております。
・創業期に大変だったことは何でしょう?またどうやって乗り越えましたか?
個人事業主として11年目を迎えた2020年に法人化したのですが、コロナ感染拡大が始まった時期で全く先が見えない状態でした。対面での授業ができない日々が続き、初めてオンライン授業をしたり動画作成に取り組んだりと新しいことにチャレンジしましたし、どのように広めていくか模索する毎日でした。
不安がなかったわけではないですが、ピンチをチャンスと捉えて前に進むことができたのは周りの方の応援や同じ価値観の仲間がいたからだと思います。
・どういう会社、サービスに今後していきたいですか?
会社名のrebornはリボンと読みます。
再生の意味のrebornの想いは、新しい一歩を踏み出すお手伝いをする。いくつになっても自分らしく過ごしたいという願いとその方が過ごしてきた時間や価値観に寄り添える人材育成をする会社を目指しています。
社名のリボンは女性を象徴しています。結婚、出産、子育て、親の介護、離婚など女性は生活の変化が激しく自分の思うように仕事ができない方もいらっしゃいます。スクール事業を通して女性の自由と自立支援を応援していきたいです。
また、リボンは結ぶことによって出来上がるもの。人と人との繋がり、橋渡しの役目ができる会社でありたいと思っています。
・今の課題は何ですか?
施設でのレクリエーションはボランティアが多いのですが、有償の美容サービスとして提供していけるようにしていくことです。資格を取得した方がビジネスとして成り立つようサポート体制を強化していきたいです。
これからの高齢者はバブル世代の華やかな時代を経験された方です。定期的に美容サービスを受けるのが当たり前の世代の方へ、介護支援を受けるようになっても変わらずに同じサービスを受けられることを世間に認知して頂けるよう広げていくことが重要だと考えています。
・読者にメッセージをお願いします。
いつまでも元気で健康でいたいと皆さん願っていると思います。しかし、突然の病や事故で介護状態になることもありますし、誰もが歳を重ね、老を感じたり、介護を受ける日がやってきます。
私たち介護ネイリストは美容を通じてお元気な時から関わり、もし介護が必要になっても傍にいてサポートできる存在です。
介護を受ける方も、介護をする方にも心のケアは必要です。
美容やお洒落は心の栄養剤になることを女性は知っています。
ネイルのパワーでたくさんの方が笑顔になれますよう尽力しますので、応援お願いいたします!
会社名 | 株式会社reborn. |
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代表者名 | 安部佳織 |
創業年 | 2020年6月 |
所在地 | 160-0023 東京都新宿区西新宿8-5-9コーポラス芹澤20B |
サービス名 | 介護ネイルアカデミー |
事業内容 | 教育介護、福祉事業、ネイルスクール |
代表者プロフィール | 福島県いわき市出身。ネイリスト歴20年、西新宿にてネイルサロン、スクール経営13年。(2022年現在)
2016年より高齢者フットケア、足の爪切りボランティア活動を始める。 介護ネイルアカデミー校長/福祉ネイル新宿校代表 /日本ネイリスト協会本部認定講師/ネイルサロン衛生管理指導員/介護美容専門学校ネイル講師/介護職初任者研修修了/同行援護従業者養成研修修了/レクリエーション介護士2級 |
カテゴリ | 有望企業 |
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関連タグ | reborn シニアネイル 介護予防 介護美容 女性 安部佳織 福祉ネイル 高齢者ネイル |
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