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2022年7月22日株式会社コトバノミカタ 本下瑞穂|漢字の部首を擬人化した独自のコンテンツ事業で教育格差解消を目指す注目の企業
漢字の部首を擬人化した独自のコンテンツを制作し、その売り上げを元手にあらゆる子どもたちに無償で教育環境を提供するという事業モデルで注目されているのが、本下瑞穂さんが2017年6月に設立した株式会社コトバノミカタです。
現在、日本においては様々な教育環境が整っています。子どもたちの必要や需要に応じて、多種多様な教育サービスが展開されており、子どもたちの探究心の育成や将来への可能性を拡げるきっかけにもなっています。
しかし実際にそうした教育の機会を存分に享受することが出来る子どもは一部に限られているのも事実です。
家庭や保護者の経済事情によって、子どもたちの教育環境が左右されてしまい、子どもの特長と教育方法の不一致から、学びの機会を上手に活用しきれず取り残されてしまうといった『教育格差』が生まれているのです。
今ある多くの教育サービスシステムでは、教育そのものに対する費用負担が大きいため、どうしてもこうした格差問題につながってしまうと考えられます。
こうした格差を取り払い、どのような状況にある子どもであっても、その学びたいという気持ちを後押ししたり、学びは楽しいものという感覚を持って自発的・自律的に探究する心を育てたりすることは、子どもの未来の可能性を大きく開花させるだけではなく、結果、豊かな社会創りの土台にも繋がることです。
この大きな課題に果敢に挑み、独自のビジネスモデルで教育サービスの在り方そのものを変え、全ての ‶学びたい” 子どもたちに学びの機会を供給できる仕組みを普及させようと、日々奮闘しているある起業家の取り組みに、今注目と期待が集まっています。
株式会社コトバノミカタでは、漢字の部首を擬人化したキャラクターを創り出し、それをアニメ化やグッズ化することで子どもたちの学びへの探究心をくすぐると同時に、コンテンツ収入をも生み出し、その収入を元に様々な教育サービスに還元、あらゆる子どもたちが無償であらゆる教育サービスを受けられる世界を創ろうとしています。
株式会社コトバノミカタの本下瑞穂さんに、事業の特徴や今後の課題などについてお話をお聞きしました。
・このプロダクトの特徴は何ですか?
漢字の部首を擬人化した教育コンテンツです。教育と娯楽の壁を破り、漢字の形(字形)・音(読み方)・義(意味)をビジュアルとストーリーで楽しく能動的に学ぶことができます。
・どういう方にこのサービスを使ってほしいですか?
国内:日常的に探究学習する姿勢を育みたい子どもたち
海外:日本文化(特にアニメなど)に関心のある方々
・このサービスの解決する社会課題はなんですか?
教育格差の是正です。受益者負担のビジネスモデルでは教育に費用を掛けられる家庭のみがサービスを享受できることになり、格差拡大に繋がってしまいます。グッズ販売、ライセンスからの収益によって、教育サービスを無償提供するモデルを目指しています。
また、漢字には自然由来の成り立ちのものが多くあり、「自然と共に生きる世界観」を醸成し、SDGsの達成にも貢献できると考えています。
・創業期に大変だったことは何でしょう?またどうやって乗り越えましたか?
長男を出産し、育児と次男を妊娠しながらの創業でした。母親目線を事業の核としたいとの想いがあり、母親コミュニティや地域コミュニティなど、周囲の協力を得てこれまでやってくることができました。
・どういう会社、サービスに今後していきたいですか?
「デザインで考える力・伝える力を育む」をミッションに、「社会のコミュニケーションを良くする」をビジョンに掲げています。世界の子どもたちの創造性を育んでいきたいです。
・今の課題は何ですか?
漢字キャラクターあめかちゃんはコンテンツ事業として海外進出を目指しています。中国や台湾の漢字文化圏、世界に約300万人と言われる日本語学習者の方、さらに日本文化愛好家の方へ展開していきたいです。これを具体的な形にしていくことが今の課題です。2025年の大阪万博をきっかけに、あめかちゃんの事業をより世界に広めたいと思っています。
・読者にメッセージをお願いします。
業界の垣根を超えた連携ができればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
会社名 | 株式会社コトバノミカタ |
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代表者名 | 本下瑞穂 |
創業年 | 2017年6月 |
社員数 | 3名 |
資本金 | 1,000,000円 |
所在地 | 665-0003 兵庫県宝塚市湯本町2-20-103 BASE宝塚内 |
サービス名 | 漢字キャラクターあめかちゃん |
事業内容 | 教材・文具の企画開発・販売/教育・研修・コンサルティング/各種デザインツールの企画 |
代表者プロフィール | 芸術大学を卒業後、グラフィックデザイナーとして企業で勤務。結婚、出産を経て、「伝える力を育むデザイナー」として起業後、開発した「読書感想文が、よく書ける原稿用紙。」「小論文が、よく書ける原稿用紙。」が、通販サイトAmazonで原稿用紙カテゴリーベストセラー1位に。マンガや図形、歌やダンスを取り入れたユニークな教育活動は、作文コンクール入賞者を多数輩出し、多くのマスコミに取り上げられている。 |
カテゴリ | 有望企業 |
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関連タグ | キャラクター コトバノミカタ デザイン 作文 本下瑞穂 漢字 講座 |
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