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2022年4月27日株式会社DiLuca 髙村松世|クリニックの院長秘書・事務長代行・医療接遇研修の事業開発が注目の企業
クリニックの院長秘書・事務長代行をはじめ、スタッフへの医療接遇研修の事業展開で注目されているのが、髙村松世さんが2020年4月に創業した株式会社DiLucaです。
今、医師の働き方を見直そうという動きに拍車がかかっています。医師は人の命と向き合う非常に社会性の高い立場にあり、特に急性期医療に関わる医療関係者は昼夜を問わず目の前の命を救うために奮闘しています。そのおかげで私たちの健康や命が守られ、安心して日常生活を送ることが出来ているのです。
ところがその裏側で、医師自身の健康問題、家庭問題が多く存在しており、医師を辞めるという選択をせざるを得ない医師さえもいるというのが実情です。
こうした状況を改善するためにも、2024年4月には医師の働き方改革が本格的に稼働し始める予定で、特に労働時間の上限規制が明確に設けられることになりました。
しかし、ルールだけ制定されても抜本的な問題の解決には至りません。命の現場の状況は今までと変わることはなく、むしろ高齢化・労働人口減少といった社会背景によってより一層の対応を求められるケースも出てくることが予想されます。
地域に点在するクリニックにおいてはなおのこと、地域医療の要として、いかに効率よく、クリニックが一組織として稼働できるように運営していけるか、が問われるようになるでしょう。つまり、診療技術の向上だけではなく、経営やマネジメントの適正化や効率化まで、包括的な組織改善が肝要になってくるということです。それによって無駄が省かれたり情報共有がスムーズに行われるようになり、医療従事者の働き方はもちろんのこと、患者さんへのフィードバック向上にもつながります。
現状では多くのクリニックにおいて、院長が診療と経営とマネジメントを一人で担っています。院長は診療のプロフェッショナルではあっても、経営や事務、マネジメントのプロフェッショナルではない場合がほとんどです。
慣れない業務に手を取られてしまうことで、本来の診療業務に支障が出てしまうことも考えられますし、一緒に働くスタッフや患者さんとの信頼関係にも大きく関わってくることが予想されます。
そこで今、院長に寄り添ってクリニック経営全体をサポートし、医療現場の働き方はもちろんのこと、医療の質そのものを向上させる新しい取り組みに、注目が集まっています。
株式会社DiLucaの髙村松世さんに、事業の特徴や今後の課題についてお話をお聞きしました。
・このプロダクトの特徴は何ですか?
病院に事務スタッフとして30年間勤務した経験とノウハウを活かし、クリニックや病院の院長秘書、事務長代行業務を承っております。
お一人で「医療」「経営」「組織マネージメント」を担うドクターの頼れるサポーターとして
①院長秘書、事務長代行業務
②医療接遇マナー研修をはじめとする、スタッフ育成
③経営改善
でご支援いたします。
患者満足度調査や職員満足度調査からクリニックや病院の課題を可視化し、それに向けて具体的なご提案を行なって参ります。
・どのような方にこのサービスを使って欲しいですか?
クリニックや病院、特に開業して3年以内の院長先生に、お役立ていただきたいです。
開業したばかりでは全てをお一人でされるのは大変でしょうし、オープニングスタッフも特に受付などは全く医療事務経験のない方を採用される場合も多いと思います。
業務フローの構築から、スタッフ育成までさせていただきます。
医師は診療のプロですが、経営の根幹を担う事務的なこと、例えばレセプト業務などは外部委託を選択される先生も多くいらっしゃいます。そうした場合にも、委託業者がクリニック経営にどのような付加価値をもたらしたかについて、適正に調査・把握することは必要不可欠です。そのような調査などもお任せいただけます。
地域になくてはならないクリニックになるお手伝いをさせていただきたいと思っております。
・このサービスが解決する社会課題はなんですか?
超高齢化社会に向けて、国の地域医療構想を踏まえると、地域のクリニックが患者のかかりつけ医としてその役割がますます大きくなって参ります。
国民の皆様が安全、安心して医療を受け続ける環境を得るために、また、国の診療報酬改定に影響を受けずクリニックが存続し続けるためには、安定的な運営と、しっかりした経営基盤が必要です。
それらを開業からいち早くサポートさせていただくことで、国民の医療の根幹を支える礎となると確信しております。
・創業期に大変だったことは何でしょう?またどうやって乗り越えましたか?
やはり私自身を知っていただくことが一番時間がかかっているところです。
・今後どういう会社、サービスにしていきたいですか?
病院勤務30年の間、医師をはじめ看護師、コメディカル(医師・看護師以外の医療従事者)の有資格者の方が、その専門性を発揮できるようサポートするのが事務スタッフの役目と信じ尽力して参りました。
特にクリニック院長はお一人で3役を担う大変なお仕事です。院長のお困りごとにオーダーメイドでサービス提供して参ります。院長の秘書、事務長業務をアウトソーシングする考えがもっと一般的になるようにこのサービスを広めていきたいと考えております。
そうして、私のようにクリニック運営を総合体にサポートできる人材を育成し、もっと手軽にサービスをご利用していただけるようにするのが私の夢です。
志ある医師の技術が患者さんに届き、地域全体で良い医療環境が整う、そんな一助となれる会社を目指します。
・今の課題はなんですか?
弊社のサービスおよびこのサービスがもたらす病院・クリニックへの付加価値に対する認知度を上げていくことです。
院長の思いの集大成がクリニックであります。ホームページ、Googleの口コミ、知り合いからの評判、外観、内装、清潔度合い、どのようなスタッフがいるか、教育は行き届いているのか、これら全てがクリニックの評価につながります。その全てに妥協せず、拘っていただきたいと思っております。
特に、事務スタッフの人材育成は後回しになりがちです。しかし、スタッフの人数が少ないクリニックでは、事務スタッフは大切な戦力です。そこに投資することは価値あることだと思っていただけるよう、努めて参ります。
・読者にメッセージをお願いします。
医療は専門性の高い分野であり、事務スタッフに至るまで十分教育される必要があります。
一方、高い技術があるからと言って、患者さんに選ばれる医療機関になるとは限りません。患者さんが初めて医療機関に行ってみようと思う理由と、継続して受診される理由は違います。この両方に満足していただける必要があります。そして、患者さん自身も、満足感を持って受診できるクリニックを探しておられるのです。
私自身は30年の間、いわゆる急性期病院で受付から経営マネージメントまで、ありとあらゆる実務を経験して参りました。
これからの日本の医療は病院が主体の急性期医療から、患者さん主体の回復期や慢性期医療、在宅、介護へとシフトしていきます。
そこで活躍される地域のかかりつけ医ドクターのご支援をさせていただくことが日本の医療への貢献になると考えております。
「このクリニックでお世話になって良かった」と、喜んでいただけるクリニック作りのお手伝いさせていただけましたら幸いです。
会社名 | 株式会社DiLuca |
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代表者名 | 髙村松世 |
創業年 | 2020年4月1日 |
事業内容 | 医療コンサルティング |
サービス名 | 院長秘書、事務長代行、医療接遇研修 |
所在地 | 兵庫県神戸市兵庫区松本通5丁目2‐14 |
代表者プロフィール | 神戸市在住。 平成3年鐘紡記念病院(現、神戸百年記念病院)入職。平成22年三田市民病院へ入職。2年で5億円の収支改善。平成26年加古川中央市民病院へ入職。自治体病院、純利益No1となる。医療事務のほとんど全ての業務を担当。診療情報管理士として、近畿病歴管理セミナー幹事を10年担う。また神戸市診療情報管理研究会を発足、代表を務めたり、兵庫県診療情報管理研究会の発起人、副代表となるなど、病院の組織を超えて後進の育成に尽力する。令和2年、独立企業する。趣味が高じてアーティフィシャルフラワーの認定講師。 |
カテゴリ | 有望企業 |
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関連タグ | DiLuca 事務長代行 医療事務人材育成 医療接遇マナー研修 経営改善 院長秘書 髙村松世 |
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