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一般社団法人BULAVITY 曽根拓也|太平洋島嶼国と日本の文化交流促進、コーヒー豆の輸入事業が注目の企業

太平洋島嶼国と日本の文化交流促進、コーヒー豆の輸入事業で注目なのが、曽根拓也さんが2016年に創業した一般社団法人BULAVITYです。

2022年の年明け、とてもショッキングなニュースが飛び込んできました。トンガ王国沖で発生した超巨大海底火山の爆発です。
この爆発の影響でトンガ王国はもちろん、近隣諸国ニュージーランドやオーストラリア、更には遠く8000Kmほども離れたアメリカ大陸、日本でも津波の影響が確認され、その威力のすさまじさに誰もが声を失いました。

トンガ王国は、その主要産業を農業、漁業、観光に頼っており、今回の噴火による降灰が農作物や海中生物に与えるダメージは大きな痛手です。
現在、日本もトンガからマグロやカボチャなどを多く輸入していますので、トンガ王国のこうした現状は決して他人事ではいられません。

今回の火山噴火の影響は中長期にわたるといわれており、完全復興まで長い道のりになることが想定されています。また、今回の火山爆発によって気候の変動や海洋状態の変化までも懸念されており、その場しのぎの対応では立ち行かなくなることが必至です。
今後の状況変化に柔軟に対応しながら、生活を元通り安定させ、更には進化させ、この先万が一同じような事態に陥ったとしても、被害を最小限に食い止められるような、抜本的な対策やサポートが必要です。

こうした現状を踏まえ、現地に入り込んで地域産業の育成を促し、トンガ王国民一人一人が自らの手で産業を守り育てていけるよう支援しよう、というプロジェクトに、今注目が集まっています。

現在、クラウドファンディングで活動支援金を募っているという一般社団法人BULAVITYの久保晴さんに、事業の特徴や今後の課題についてお話をお聞きしました。

・このプロジェクトの特徴は何ですか?

2022年1月15日に起こった火山噴火と津波により人口の84%が被災したトンガの復興支援プロジェクトです。クラウドファンディングで集まった支援金は、復興活動の資金とさせていただきます。資金援助や物資輸送ではなく、支援チームを現地へ派遣し、直接的に復興支援活動を行うことで、農村地の再建や現地の人の自立を支援していく予定です。

農業国であるトンガでは、火山灰による農作物へのダメージも大きく、地震・津波で農地を失った人々へ生計回復のための中長期的な支援が必要です。大規模な被害を受けた場所は多く、現地の再建を図るためには、数年〜数十年かかると考えられています。本プロジェクトでは、長期的な視野で現地の復旧・復興を支援し、継続的にトンガと日本の関係の発展に尽力してまいります。

・どういう方にこのサービスを使ってほしいですか?

トンガの噴火のニュースに心を痛め、何か支援をしたいと考えている方や、国際協力に興味のある方に特に参加して欲しいです。

・このサービスの解決する社会課題はなんですか?

今回の噴火・津波に対し、物資を届けたり義援金を集めている国や団体は多くあります。水や食料など、生きるために必要な物資は緊急を要するものであり、世界中から多くの物資がトンガに集まっているのは素晴らしいことです。

しかし、本当の意味で被災地の復興を目指すなら、中長期的な視野で応援することが不可欠であると、私たちは考えます。大規模な被害を受けた場所は多く、現地の再建を図るためには、数年〜数十年かかると考えられています。

より多くの人が、より長い期間、復興を応援し続けられるような仕組みを作ることこそ、太平洋に関わる仕事をしている私たちの使命ではないか。そんな思いから、このプロジェクトはスタートしました。まずは現地の状況を把握し、農業国トンガの農村地再建のためにいただいた支援金を役立てていけるよう尽力いたします。

・どういう会社、サービスに今後していきたいですか?

当社は現在、フィジー共和国との文化交流促進活動を中心に事業を展開しておりました。今後はトンガも含めた南太平洋の島嶼国全体に活動範囲を広げ、これからも太平洋諸国の文化を伝えたり、産業を応援しながら、経済発展の一助となれるよう活動を続けていきたいと考えています。

・今の課題はなんですか?

トンガ沖の噴火、地震・津波による海底ケーブルの損傷によりインターネット環境が不安定で、被害の全貌が明らかになっていません。また、新型コロナウィルス感染拡大により2/2よりロックダウン中でもあり、被災地の状況は日に日に変わっています。現地のニーズを正しく把握し、公正な支援ができるかどうかを意識しながら進めていきたいと思います。

・読者にメッセージをお願いします。

南太平洋の島国は、穏やかな気候と明るい国民性が魅力です。トンガも大変な状況ですが、国民の皆さんは笑顔を絶やさずに頑張っています。ぜひ多くの方に現状を知っていただき、復興を応援していただきたいです。よろしくお願いいたします。

【クラウドファンディング概要】
・プロジェクトページ:https://camp-fire.jp/projects/view/552205
・目標金額:1,000,000円
・資金の使い道:支援チームによる復興活動費用
・募集期間:2022年2月14日(月)〜2022年4月15日(金)
・リターン発送時期:2022年4月下旬〜
・復興活動開始:2022年夏頃を予定

会社名 一般社団法人BULAVITY
代表者名 曽根拓也
創業年 2016年
事業内容 太平洋島嶼国と日本の文化交流促進、コーヒー豆の輸入
所在地 千葉県市原市江子田95-8
回答者(久保晴)プロフィール 南の島が大好きな元ソムリエのコーヒー屋。
大学卒業後ワイン専門輸入商社に勤め、その後ワーキングホリデービザを取得しニュージーランドのセントラルオタゴへワイン修行に行くも、ワインの道はこれ以上歩めないと挫折。その後、何をしたら良いかわからず悩んでいた時、留学で訪れたフィジーでの思い出や出会った人々に救われ、今後は太平洋の国々のために人生を捧げると決意。2016年に一般社団法人BULAVITYを立ち上げ、観光メディア運営やイベント企画などの活動を始める。2020年、日本初上陸となるフィジー共和国産コーヒー豆の輸入販売を開始。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BULAVITY クラウドファンディング コーヒー トンガ ボランティア 曽根拓也 被災地支援
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