冷凍・冷蔵・空調設備向け電力ソリューションを提供する「Greenphard Energy」が1.2億円調達

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資金調達

2026年6月17日、株式会社Greenphard Energyは、総額約1億2000万円の資金調達を発表しました。

今回の資金調達により、累計調達額は約5.1億円となります。

Greenphard Energyは、冷蔵・冷凍・空調設備向けに、フィジカルAIとIoTテクノロジーを組み合わせた電力ソリューションを提供しています。

高度な制御を活用したデマンドレスポンス(DR)によって電力消費を最適化し、設備が持つ柔軟性を仮想的な供給力として活用することで、設備自体が新たな電力・収益を生み出す仕組みへと進化させています。

今回調達した資金は、技術開発や事業開発体制の拡充に活用します。


日本の電力系統は、再生可能エネルギーの変動性の拡大、猛暑によるピーク需要の急増、企業の操業パターンの多様化といった複数の要因が重なり、従来よりも高度な調整を必要とする状況に直面しています。これらの要因は、出力予測の難化や需要の急変動を引き起こし、系統運用の複雑化を加速させています。

この課題は、発電所の増設といった供給側の対策だけでは解決できません。新設の火力発電はコスト負担が大きく、再生可能エネルギーは発電量が増えても系統側の受け入れ能力が不足し、出力抑制によって電力が有効活用されない事例が増えています。供給力の強化に依存する従来型のアプローチには、構造的な限界が見え始めています。

こうした背景から、需要側での調整力や柔軟性を活用するデマンドサイドリソースが、新たな価値として注目されています。需要を一時的に抑制したり、時間帯をずらしたりすることで、系統から見れば発電量を増やしたのと同等の効果が生まれ、供給力として機能するためです。

特に、冷蔵・冷凍・空調設備は、一時的に運転を停止しても品質への影響が出にくく、余裕のある時間帯に先行して冷却できる特性を持っています。この特性を制御することで、設備を仮想的な供給力として活用し、電力系統の安定化に寄与することが可能になります。

Greenphard Energyは、この需要側リソースの潜在力に着目し、最先端のIoT技術と仮想発電所(VPP)の仕組みを組み合わせたソリューションを提供しています。冷凍・冷蔵・空調設備を新たな供給力として活用し、利用者に追加収益をもたらすとともに、電力系統全体の柔軟性向上に貢献する取り組みを推進しています。

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