創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2025年8月26日蒟蒻由来の高機能原料と独自のテクスチャエンジニアリング(食感創成)技術を提供する「NINZIA」が1億円調達

2025年8月25日、株式会社NINZIAは、総額1億円の資金調達を発表しました。
NINZIAは、蒟蒻由来の高機能原料と独自のテクスチャエンジニアリング(食感創成)技術を提供しています。
蒟蒻の食物繊維に着目し、その独自の振る舞いをコントロールし、糖・脂質・動物性素材に頼らない結着成形と食感創成の技術を開発し、テクスチャエンジニアリング技術として展開しています。
今回調達した資金は、医科学的・栄養学的観点からの高機能原料の試験、工学的観点からの物性コントロール技術の深化や量産体制の構築加速、北米およびシンガポールをはじめとするASEAN市場への商品・技術展開の本格化に活用します。
糖尿病、高血圧、アレルギー・不耐症、腎臓・肝臓疾患、メタボリックシンドロームなどの疾患や体質は、人に食事の制約をもたらします。
食は単に栄養を補給するだけでなく、人生の楽しみのひとつでもあります。そのため、こうした疾患や体質を持つ人でも楽しむことができる食品の充実は重要な課題のひとつといえます。
近年は、アレルギー対応食品やヴィーガン対応メニューなども増えており、食に制限のある人でも幅広い食品を楽しめるようになってきています。
こうした流れのなかで、NINZIAは蒟蒻の食物繊維に着目し、独自のテクスチャエンジニアリング技術を展開しています。
糖分や脂肪分は風味の向上以外にも、食感の改良や結着と成形といった重要な役割を担っています。既存の代替食品はこうした「カタチ」に関する選択肢が少ないことが課題となっています。
NINZIAの技術は、蒟蒻という植物性かつヘルシーな原料をもとに、食品の形や食感をコントロールし、健康課題と食べる楽しみを両立することを目指しています。
企業・事業の大きな成長には戦略的な資金調達や提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | NINZIA Sydecas ヴィーガン グルテンフリー スタートアップ テクスチャエンジニアリング ハラール フードテック ヘルスケア ヘルステック 原料 技術 株式会社 植物性 蒟蒻 資金調達 防災食 食 食品 高機能 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2021年9月30日、quintet株式会社は、総額約3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 議事録作成効率化SaaS「One Minutes」を提供しています。 議事録の作成や共同編…
2023年4月18日、ブルーモ・インベストメント株式会社は、総額8億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ブルーモ・インベストメントは、米国株・ETFをアプリで取引できる資産形成サービス「Blo…
2024年12月2日、独立行政法人中小企業基盤整備機構は、「第24回JVA」のノミネート者を発表しました。 Japan Venture Awards(JVA)は、革新的で潜在成長力の高い事業や社会課題…
厚生労働省は、令和5年度「老人保健健康増進等事業(老人保健事業推進費等補助金)」の国庫補助協議(追加公募)について発表しました。 高齢者の介護、介護予防、生活支援、老人保健及び健康増進等に関わる先駆的…
国内最大のスタートアップカンファレンス「IVS」による、シードスタートアップにフォーカスしたピッチイベント「LAUNCHPAD SEED 2023 Winter Powered by 東急不動産株式会…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…