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2025年6月18日排泄予測デバイスを開発・提供する「DFree」が4.1億円調達

2025年5月22日、DFree株式会社は、約4億1000万円の資金調達を発表しました。
この資金調達は、株式会社FUNDINNOが提供する特定投資家向け直接投資プラットフォーム「FUNDINNO PLUS+」を通じたものです。
DFreeは、排泄予測デバイス「DFree」を開発・提供しています。
超音波センサーを使用して尿の溜まり具合をモニタリングし、排尿のタイミングを事前に通知するウェアラブルデバイスです。個人向け、医療・介護施設向けに提供しています。
今回調達した資金は、マーケティング活動の強化、医療機器認証の取得による信頼性向上と販路拡大、欧米をはじめとする海外市場への展開強化、製品の高機能化と品質向上に活用します。
日本は2007年に、65歳以上の人口が全人口に対して21%を超える超高齢社会に突入しました。
介護業界では、高齢化により要介護者が増加する一方で、少子化の影響により労働力の確保が困難となっており、他産業と比べても人手不足が特に深刻な課題となっています。
この問題を解決するためには、デジタル化の推進や先進テクノロジーの導入によって、省人化や業務効率化を図ることが重要です。
なかでも、介護現場でとくに有効とされているのが、IoT技術の活用です。
たとえば、介護施設の個室などに設置されたカメラやセンサーを通じて、入居者の状況を常時見守るサービスは、代表的な介護IoTの事例といえるでしょう。
そのほかにも、被介護者の誤嚥を防止するための専用デバイスなど、特定機能に特化したテクノロジーが次々と登場しており、今後はさらに多くの介護施設や現場への導入が期待されています。
こうした流れの中、DFreeは、排尿のタイミングを予測するウェアラブルデバイス「DFree」を開発し、排泄ケアにおける課題解決に貢献しています。
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