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2025年5月21日車窓XRを開発する「DUAL MOVE」が2.3億円調達

2025年5月20日、株式会社DUAL MOVEは、総額2億3400万円の資金調達を発表しました。
DUAL MOVEは、車窓への映像表示を可能にし、車窓越しに見える実際の景色に重ね合わせるXRコンテンツ(車窓XR)を表示するための技術を開発しています。
これまでに透明パネルに裸眼3D映像を表示する装置「tXRディスプレイ」の開発に成功しています。
今回調達した資金は、tXRディスプレイのさらなる開発、車窓への実装と量産化に向けた開発パートナーの探索、車窓以外の領域への応用展開に活用します。
透明ディスプレイは、パネルの向こうの情報とディスプレイの情報を同時に視野に収められるという特性を活かし、ショーウィンドウにおける販促、デジタルサイネージ、乗り物におけるHUDなど、さまざまな領域で活用が進められています。
情報通信技術が発展していくなかで、情報を表示する技術はさまざまな領域で必要とされ、革新的な表示技術のニーズも高まっていくと考えられています。したがって、透明ディスプレイは今後さらなる発展が期待されています。
こうした流れのなかで、DUAL MOVEは、自動車などの車窓への映像表示を可能にし、XRコンテンツ(車窓XR)を表示するための技術を開発しています。
自動車分野では、次世代技術として自動運転車の開発が加速しています。自動運転が実用化された社会では、個人で自動車を所有するスタイルから、無人タクシーや無人バスといった新たなモビリティサービスへと移行していくと見込まれています。
このような自動運転車においては、車両の窓が情報を発信する大きなメディアとしての役割を果たすようになる可能性があります。たとえば、目的地までのルート案内や周辺情報の表示に加え、タクシーやバスでは広告媒体としても活用されることが期待されています。
こうした未来を見据え、DUAL MOVEは「車窓XR」と呼ばれる次世代型の情報表示技術の開発を進めています。
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