注目のスタートアップ

車窓XRを開発する「DUAL MOVE」が2.3億円調達

company

2025年5月20日、株式会社DUAL MOVEは、総額2億3400万円の資金調達を発表しました。

DUAL MOVEは、車窓への映像表示を可能にし、車窓越しに見える実際の景色に重ね合わせるXRコンテンツ(車窓XR)を表示するための技術を開発しています。

これまでに透明パネルに裸眼3D映像を表示する装置「tXRディスプレイ」の開発に成功しています。

今回調達した資金は、tXRディスプレイのさらなる開発、車窓への実装と量産化に向けた開発パートナーの探索、車窓以外の領域への応用展開に活用します。


透明ディスプレイは、パネルの向こうの情報とディスプレイの情報を同時に視野に収められるという特性を活かし、ショーウィンドウにおける販促、デジタルサイネージ、乗り物におけるHUDなど、さまざまな領域で活用が進められています。

情報通信技術が発展していくなかで、情報を表示する技術はさまざまな領域で必要とされ、革新的な表示技術のニーズも高まっていくと考えられています。したがって、透明ディスプレイは今後さらなる発展が期待されています。

こうした流れのなかで、DUAL MOVEは、自動車などの車窓への映像表示を可能にし、XRコンテンツ(車窓XR)を表示するための技術を開発しています。

自動車分野では、次世代技術として自動運転車の開発が加速しています。自動運転が実用化された社会では、個人で自動車を所有するスタイルから、無人タクシーや無人バスといった新たなモビリティサービスへと移行していくと見込まれています。

このような自動運転車においては、車両の窓が情報を発信する大きなメディアとしての役割を果たすようになる可能性があります。たとえば、目的地までのルート案内や周辺情報の表示に加え、タクシーやバスでは広告媒体としても活用されることが期待されています。

こうした未来を見据え、DUAL MOVEは「車窓XR」と呼ばれる次世代型の情報表示技術の開発を進めています。

事業の成長には資金調達や、シナジーの見込める企業との事業連携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、創業期の資金調達について詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ 3D AR DUAL MOVE MR tXRディスプレイ XR インフォテインメント クロスリアリティ コンテンツ メディア 媒体 技術 株式会社 自動車 自動運転技術 自動運転車 資金調達 車窓 車窓XR
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

サプライチェーンリスク管理サービスを提供する「Resilire」が資金調達
2024年11月7日、株式会社Resilireは、資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約13億円となりました。 Resilireは、サプライチェーンリスク管理サー…
医療データプラットフォーム「NEXT Stageシリーズ」などを提供する「TXP Medical」が24.6億円調達
2024年10月23日、TXP Medical株式会社は、総額約24億6000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 TXP Medicalは、急性期病院や自治体向けの医療データプラットフォーム…
LINEを専門とするマーケティング企業「DOTZ」が2億円調達
2025年3月31日、DOTZ株式会社は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 DOTZは、LINE公式アカウントを活用したマーケティング支援サービスを展開しています。 LINE公式アカ…
需要予測AI開発の「New Innovations」が7,000万円調達
2019年7月30日、株式会社New Innovationsは、総額7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、世界初となる需要予測AI搭載無人カフェ・ロボット「√C(ルートシー)」…
透明な太陽電池の商品化を進める「OPTMASS」に「中央電力」が出資
2022年11月14日、中央電力株式会社は、株式会社OPTMASSへの出資と、「透明太陽電池研究プロジェクト」(京都大学 坂本准教授らの研究グループ)への寄附を実施したことを発表しました。 OPTMA…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集