注目のスタートアップ

超音波センシング技術「ASEM法」を活用した画像診断機器などを開発する「ASEMtech」が2.5億円調達

company

2025年6月2日、ASEMtech株式会社は、総額2億5000万円の資金調達を発表しました。

ASEMtechは、超音波による電気・磁気の可視化技術「ASEM法」(音響誘起電磁法)をコアに、医療・ヘルスケア・産業分野において革新的なソリューションを提供することを目指しています。

今回の資金調達をきっかけに、運動器・血管疾患をターゲットに臨床研究を加速し、医療機器としての薬事申請に向けた準備を本格化させ、同時にインフラ保守や品質評価を目的とした産業用非破壊検査装置の市場展開を進めていきます。


東京農工大学が開発したASEM法は、超音波を活用した電気・磁気測定法です。この技術は、電波計測に比べて高い空間分解能の画像化が可能という特徴を有しています。

非侵襲でコラーゲン蓄積や配向性などの組織学的評価を実現できるため、運動器や血管に関する検診や、がんや慢性疾患に伴う臓器の繊維化診断にも応用可能です。

また、産業分野では、鉄鋼・EVモーターなどにおける材料の劣化・変性状態を非破壊で検出する技術としても期待されています。

事業の大きな成長のためには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ ASEMTech ASEM法 センシング技術 ソリューション 医療機器 技術 東京農工大学 検査 産業 画像診断 非破壊検査 音響誘起電磁法
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

現場向けリアルタイム遠隔就労支援プラットフォーム「JIZAIPAD」を提供する「ジザイエ」が6億円調達
2025年4月8日、株式会社ジザイエは、総額約6億円の資金調達を発表しました。 ジザイエは、リアルタイム遠隔就労支援プラットフォーム「JIZAIPAD」を提供しています。 独自のAI映像圧縮技術により…
空間伝送型ワイヤレス電力伝送機器を開発する「Space Power Technologies」が3,000万円調達
株式会社Space Power Technologiesは、3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Space Power Technologiesは、空間伝送型ワイヤレス電力伝送機器…
個人の視覚認知能力を対象とした測定・評価・トレーニングソリューションを提供する「do.Sukasu」が6000万円調達
2025年9月24日、株式会社do.Sukasuは、総額6000万円の資金調達を発表しました。 do.Sukasuは、個人の視覚認知能力を一気通貫で測定・評価・トレーニングするソリューション「de.S…
手術支援ロボットを開発する「F.MED」が1.8億円調達
2022年12月15日、F.MED株式会社は、総額1億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 F.MEDは、九州大学先端医療オープンイノベーションセンターで実施されてきた、マイクロサー…
AI医療機器の研究開発や遠隔医療サービスを手がける「AMI」が資金調達
2024年12月12日、AMI株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 AMIは、「超聴診器」の研究開発を通して、聴診DXに取り組む研究開発型スタートアップです。 開発する「超聴診器」は、心…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集