【6/6締切】「モーダルシフト等推進事業」補助金

subsidy

「モーダルシフト等推進事業」のご案内です。

モーダルシフト等の物流効率化の取組について、物流効率化法に基づく「総合効率化計画」の策定経費(協議会の開催等)や、「認定総合効率化計画」に基づくモーダルシフトやトラック輸送の効率化(幹線輸送の集約化、中継輸送、共同配送、貨客混載等)に関する事業の初年度の運行経費に対して補助金を交付する国土交通省の支援事業です。

対象事業

(1) 物流効率化法に基づく総合効率化計画策定のための調査事業
【総合効率化計画策定事業】

(2) 物流効率化法の総合効率化計画に基づき実施する事業
【モーダルシフト推進事業・幹線輸送集約化推進事業・ラストワンマイル配送効率化推進事業・中継輸送推進事業】

補助率・補助金

総合効率化計画策定事業

定額・上限200万円 + 最大1/2・上限300万円 = 上限総額500万円

モーダルシフト推進事業・幹線輸送集約化推進事業・ラストワンマイル配送効率化推進事業・中継輸送推進事業

最大1/2・上限500万円 + 最大2/3・上限500万円 = 上限総額1,000万円

応募期間

2025年4月8日(火)~2025年6月6日(金)


気候変動対策の一環として、企業では脱炭素化への取り組みが進んでいます。

こうした中、物流業界で注目されているのが「モーダルシフト」という考え方です。

モーダルシフトとは、トラックなどの自動車による貨物輸送を、より環境負荷の少ない鉄道や船舶へと切り替える取り組みです。

国土交通省によれば、2021年度における日本の部門別二酸化炭素排出量のうち、運輸部門は全体の17.4%を占めており、そのうち自動車による排出が86.8%と大部分を占めています。

このため、物流における脱炭素化、とくに自動車から他の輸送手段への転換は、二酸化炭素の削減に大きな効果をもたらすとされ、取り組みの重要性が増しています。

さらに、物流業界では近年、小口配送の増加に伴い業務の負担が増す一方で、人手不足が深刻化しており、効率的な輸送体制の構築が求められています。

とくに注目されているのが「2024年問題」です。

これは、働き方改革関連法により、2024年度からドライバー1人あたりの時間外労働が年間960時間に制限されることで生じるさまざまな課題を指します。

たとえば、これまで1人のドライバーで対応していた長距離輸送が困難になるため、輸送方法の見直しが迫られています。

300kmを超える輸送については、鉄道・船舶・航空への転換や、中継拠点を活用した中距離輸送といった対策が必要です。

こうした背景を踏まえ、国土交通省では「モーダルシフト等推進事業」などの補助制度を通じて、持続可能な物流の仕組みづくりを後押ししています。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ トラック モーダルシフト モーダルシフト等推進事業 ラストワンマイル配送 中継輸送 共同配送 助成金 効率化 国土交通省 支援事業 物流 補助 補助金 計画 輸送
詳細はこちら

モーダルシフト等推進事業

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「デジタル・ディバイド解消のための技術等研究開発推進事業」補助金
総務省は、「デジタル・ディバイド解消のための技術等研究開発推進事業」の公募について発表しました。 高齢者・障害者の利便に資するためのICT技術、機器・サービスに関するもの、又はこれまでに実施されていな…
ウェアラブルデバイスを活用しドライバーの安全・健康を守る「Nobi for Driver」などを展開する「enstem」が1.3億円調達
2023年7月19日、株式会社enstemは、総額1億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 enstemは、独自の腕時計型ウェアラブルデバイスを活用したコンディショニングアプリ「No…
【東京都】令和6年度第2回「創業助成事業」(申請期間:9月25日(水)~10月4日)
「創業助成事業」のご案内です。 東京都および公益財団法人東京都中小企業振興公社は、都内で創業予定の個人または創業から5年未満の中小企業者等に対し、賃借料、広告費、従業員人件費、市場調査・分析費等、創業…
令和6年度第1回「地熱発電理解促進事業費補助金」公募
経済産業省資源エネルギー庁は、令和6年度第1回「地熱発電理解促進事業費補助金」に係る補助事業者の公募について発表しました。 地熱発電の導入を目的として地熱資源開発をしているまたは今後地熱資源開発を予定…
【農林水産省】令和7年度「スマート農業技術活用促進総合対策のうち農林水産業におけるロボット技術安全性確保策検討」公募
2025年1月27日、農林水産省は、令和7年度「スマート農業技術活用促進総合対策のうち農林水産業におけるロボット技術安全性確保策検討」の公募について発表しました。 ロボット技術により自動走行する農業機…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集